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ミスプラスサイズに対する侮辱発言への抗議、ネット上で運動に

ミスプラスサイズ抗議運動

11月11日(火)、ブラジリアで4名のミスプラスサイズが太った人への嫌悪や差別に抗議を行ったことが、その後も波紋を投げかけている。現地メディア(「G1」11月18日づけ)が伝えている。

4人のミスプラスサイズの抗議行動に対し、連邦直轄区の軍警察官がインターネット上で差別的かつ侮辱的な言葉を並べて攻撃。そのことに対する抗議キャンペーンがネット上で広がりつつある。

キャンペーンに参加している人は、口に指をあてているセルフィーの顔写真をFacebookに投稿して「差別的な発言はやめよう」「黙って!」というメッセージを発信。性別や年齢をとわず、子どもまでもがこのキャンペーンの輪に加わっているという。

差別的な発言をやめて、という願いを込めた、口に指をあてているジェスチャーは、そもそもの4人のミスプラスサイズが抗議行動の写真でとっていたポーズだ。

軍警察官がネット上に書き込んだのは「ベーコンの袋」、「4人のベーコン」、「めす豚」、「ヘンな生き物」などという侮辱的な言葉だった。投稿はすぐに削除されたが、数百名がこの投稿をコピーしてメッセージで返信、ネット上に出回ったという。

ミス・プラスサイズのリオ・プレット地域代表、エヴェリージ・ナシメントさんによると、キャンペーンは、友人や家族のみならず見ず知らずの人までを含む多くの人から、この警官のコメントはひどすぎるという励ましを受けて、はじまったという。

エヴェリージさん自身も、警官の書いたコメントを初めて見たときショックのあまり、涙が止まらなかったという。

「私はこれまでにも、いろんな差別を受けてきました。でも、彼が使った言葉はあまりに強烈でした。特に、人間を『ベーコンの袋』という物で呼ぶことや、太った女性は異常だという断定にもショックを受けました。私は彼の文章を読んで、知性はある人だと思いました。そして人間が抱く差別という物はどこまで広がるのだろうと思い、より恐ろしくなったのです」(エヴェリ-ジ)さん。

抗議キャンペーンの「黙って!」というポーズのセルフィー写真が最初にネット上に投稿されたのは11日の週。抗議を行ったのは女性裁判官のアナ・パウラ・ダマスセーノさんで、彼女は自分の友人にも抗議に参加するよう呼びかけた。アナさんによると、18日(火)の夜10時までに4000人以上がキャンペーンで、同じポーズの写真を投稿したという。

アナさんは難病の治療のため40kg太ったときに侮辱的な言葉を浴びせられて悲しい思いをしたことがあるという。

「私は、攻撃をした警察官が筋肉に関する疾患を患っていることを読みました。私も同じ疾患を抱えています。しかしだからといって人を傷つけたり中傷したりはしません」とアナ・パウラさんはいう。

「食べ過ぎの人だけが太るわけではありません。私は毎日ステロイド剤と免疫抑制剤を接種して、病気のために運動をすることもできません。私たちは言葉を発する前に、なんでも一般化して話してしまうことがないように、気を配らなければなりません」(アナ・パウラ・ダマスセーノさん)

国会議事堂前で写真を撮って抗議運動を行ったBSBプラスサイズという団体の中心人物でもあるヴィヴィアーニ・フェヘイラさんは、四六時中、中傷のメールが届くという。

「今朝早く、5時ごろにも『こんな活動をしていないで黙って痩せろ』というメッセージを受け取りました。ただ太っているというだけで、私たちは差別を受けてきました。太っていなければそうではないでしょう? ポルトアレグリ市のストリーキングはネットで話題になってもののしられないどころか、体つきを褒められることすらあります。人間は、ただ太っているだけでののしられます。その理由は何ですか?」(ヴィヴィアーニ・フェヘイラさん)

17日(月)には軍警察は、差別とは闘うという意見を公表した。

「治安判事が軍警察官を調査しています。本当にこの投稿者が軍警察官だった場合、彼は法律に基づいて罰せられます」と警察関係者は語った。捜査によると、問題となっている警察官は病気を抱えていることはわかっているという。

(文/麻生雅人、写真/Facebook/Reprodução)
写真はFacebookより、アナ・パウラ・ダマスセーノ裁判官(左)とミスプラスサイズ連邦直轄区代表のジャナイーナ・グラシエリさん(右)

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