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ブリジストンのブラジル現地法人、1億2千万ドル投資を表明。国内2工場で生産拡大へ

ファビオ社長

タイヤメーカーの世界最大手、ブリヂストン(東京都、津谷正明代表取締役)の現地法人「ブリヂストン・ド・ブラジル」が将来の需要増に備え、今年(2014)から16年にかけ、国内にある2工場に1億2千万米ドルを投資し、設備の近代化と拡張に着手すると発表した。

生産量拡大および品質向上を図るほか、国内販売ルートの強化を行い、ブランド確立にも力を入れる。18日にサントアンドレ工場で記者会見が開かれ、4年間社長を務めた亜国出身のアリエル・デパスカリ氏と、今月5日に新社長に就任したファビオ・フォッセン氏が展望を語った。

国内外で競争が激化している乗用車用タイヤ生産ラインの近代化と拡張を進め、農業機械用タイヤ(AGR)の生産量倍増を図る。聖州サントアンドレ工場、2007年から稼動するバイア州カマサリ産業地区工場それぞれにおけるタイヤ日産数は2万6千個、8千個で、工事終了後は10%増、25%増となる見込み。

輸出は全生産量の12%程度だが、来年に向けて20%に引き上げる。中でも全輸出量の10%と低迷中の米国への輸出を、70%まで増やしたいという。

1988年、ブリヂストンによる米国系ファイアストン社の買収に伴い、サントアンドレ市工場が自社工場となり、当地市場参入が始まった。同工場は世界に展開する48工場の中でも4番目の規模を誇るが、国内ではミシュランなど古株を抜くには至っておらず、3大大手の一つとなっている。

アリエル氏によれば、ブラジル現地メーカーは、7年前から安価な国外産タイヤの市場流入に伴い打撃を受けていた。同氏は「国際競争力と消費者の信頼の回復に取り組んできた結果、販売数も増え、今年、サントアンドレ工場は従業員を150人増やした。ここ3年間の売り上げは10億米ドル」と現状を説明し、「今後の課題は『ブリヂストンといえばタイヤ』『高品質』というブランド認知を定着させること、そして『ダントツ』の品質を誇れる商品を作ること」と話した。同氏は今月を持って退職する。

ファビオ氏はサンパウロ総合大学機械工学卒、米国ビジネススクールの企業経営修士号を持ち、バイク・自動車部品メーカーに勤務後、ブラジル・コカ・コーラ・フェムサ社のコマーシャルディレクターを務めた。「国内に600ある販売拠点も徐々に増やしていく。消費者の求める技術を更に導入し、長期的視野でブランドを強化したい」と話し、環境に負荷の少ないエコタイヤの普及や、タイヤの再生事業にも引き続き力を入れる意向を示した。

ブリヂストングループは世界25カ国に180以上の生産・開発拠点を持ち、150を超える国々でタイヤ・多角化(加工品、スポーツ用品など)部門において事業展開している。

(写真・記事提供/ニッケイ新聞)
写真はブリジストン・ド・ブラジルのファビオ新社長

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