カテゴリ : エンターテインメント
2014年 11月 29日 01:58
今年2014年は、音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンの没後20周年に当たる(命日は12月8日)。
その記念企画として、作曲家、演奏家、そして詩人でもあったアントニオ・カルロス・ジョビンという芸術家のさまざまな顔をとおして、ジョビンの詞と音楽の魅力を探るイベント「ボサノヴァの世界 アントニオ・カルロス・ジョビンの詩と音楽」が12月19日(金)、共立女子大学で開催される。
出演は、著作「魔法使いの国の掟――リオデジャネイロの詩と時」(慶應義塾大学出版会)や、「マクナイーマ――つかみどころのない英雄」(著:マリオ・ヂ・アンドラーヂ、松籟社)の翻訳でも知られる福嶋伸洋(共立女子大学 文芸学部 文芸学科 専任講師)、編著「ブラジル・カルチャー図鑑」(スペースシャワー)の麻生雅人(ブラジル文化研究)。
福嶋氏は、数少ないジョビン自身による作詞作品を通し、ヨーロッパの詩や文学とボサノヴァの歌詞に関する論考を披露する予定。
近年、福嶋氏は「ボサノヴァの曲のリズムにそのまま乗る日本語の訳詞」に取り組んでおり、この日も福嶋氏のオリジナル対訳によるジョビンの作詞曲を、Nobieさんが歌う試みも披露される予定。
麻生氏はリオデジャネイロの夜の社交界(ナイトクラブの世界)の歴史や音楽との関係を俯瞰しながら、ボサノヴァやジョビンとの関わりを紹介する予定。
会場:共立女子大学 3号館610講義室
都営新宿線「九段下駅」6番出口 徒歩三分
都営新宿線・三田線、東京メトロ半蔵門線 「神保町駅」A9出口 徒歩四分
日時:12月19日(金)19時~21時(開場18時)
無料、予約不要
出演:福嶋伸洋(共立女子大学)、麻生雅人(ブラジル文化研究)、Nobie(ヴォーカル)&鈴木よしひさ(ギター)
問い合わせ:共立女子大学文芸学部フランス語フランス文学研究室 03-3237-2592
(文/加藤元庸、写真提供/共立女子大学文芸学部フランス語フランス文学研究室)
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