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ペルナンブッコ州に伝わる伝統芸能「マラカトゥ」、ブラジルの無形文化遺産に

マラカトゥ

12月3日(水)、マラカトゥ・ナサォン(マラカトゥ・ジ・バキ・ヴィラード)、マラカトゥ・フラウ(マラカトゥ・ジ・バキ・ソウト、もしくはマラカトゥ・ジ・オルケストラ、マラカトゥ・ジ・トロンボーニ)、カヴァーロ・マリーニョといった(ブラジル北東部ペルナンブッコ州に伝わる)文化的な活動の数々が、ブラジルの無形文化遺産に指定された。

タイトルは、文化遺産諮問委員会で満場一致で決まった。指定により再認識されることによって、無形文化遺産は広く人々に知ってもらい多くの補助を受けられるようになる。

マラカトゥ・ナサォン(マラカトゥ・ジ・バキ・ヴィラード)は、カーニバル時期などに、打楽器隊の演奏と(コンゴの)王室の行列として路上で披露される。この伝統芸能を伝えるいくつかの団体は主に黒人によって構成されており、多くはヘシーフィ市の都市圏周辺でみられる。

こうした伝統芸能の団体は、芸能を通して地域コミュニティと人々とが聖なる想い出を共有するなどして、互いを結びつける役割も担っている。

マラカトゥ・フラウ(マラカトゥ・ジ・バキ・ソウト)は、カーニバルやブラジルの復活祭パスコアの祝祭の時期などに行われる。

この祭りにおける踊り、音楽、詩は、北東部の海岸線沿いの地域(リオグランジ・ド・ノルチから、パライーバ、州都ヘシーフィを含むペルナンブッコ、アラゴアス、セルジッピを経てバイーアまで)にある森林地帯のサトウキビ畑労働者の生活と密接な関係がある。

またマラカトゥ・ナサォン(マラカトゥ・ジ・バキ・ヴィラード)との違いマラカトゥ・フラウ(マラカトゥ・ジ・バキ・ソウト)は、カンビンダス、ブンバ・メウ・ボイ、カヴァーロ・マリーニョ、黒人王の戴冠式など、様々な北東部に伝わる伝統芸能が融合して成り立っている。

カヴァーロ・マリーニョ(ブンバ・メウ・ボイの一種という見方もある)は演劇的なパフォーマンス、振り付け、音楽を持った大衆の娯楽のひとつで、クリスマスシーズンに行われることが多い。演者は、森林地帯の労働者であることが多い。ヘシーフィ大都市圏やジョアン・ペッソアなどで見られる。

かつてはサトウキビ農園の中で行われていた娯楽で、その内容は口承で代々、伝えられてきた。仮面を被った人や馬などの動物のキャラクターに扮する演者が登場するこの娯楽は、多様な音楽、詩、儀礼、踊りのレパートリーを通して、農村地帯の労働の世界や日常の出来事などが楽しく表わされている。

(記事提供/Agência Brasil、訳文/麻生雅人、写真/Sérgio Bernardo/PCR (23/02/2014))
写真は2014年2月24日、ヘシーフィ。マラカトゥ・ナサォン(マラカトゥ・ジ・バキ・ヴィラード)の老舗団体のひとつマラカトゥ・リアォン・コロアード。同団体は創設150周年を迎えた

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