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<ブラジル>新政権の経済政策は現実路線。2015年GDP予測を2%から、市場予測に近い0.8%に引き下げ

クリチバ市市場

連邦政府は(12月)4日、2015年の国内総生産(GDP)の予測を、それまでの2%から0.8%と下げた。

これは、楽観的な予測を打ち出して目標を達成できなくなるよりも市場の信用回復を優先し、堅実に目標を守っていくという新しい路線によるものだ。5日付伯字紙が報じている。

連邦政府の新しい経済スタッフ発表から約1週間後、連邦政府が15~17年の経済指数の予測を発表した。その数字は現在のスタッフが出したものより低く、より現実的なものとなった。

15年のGDPの予測は、4月時点での連邦予算基本法(LDO)や8月に提出された15年度予算案での3%や、11月時点の予算見通しで言われた2%を大きく割り込む0.8%となった。

この数字は、中央銀行が行う市場調査「Focus」で経済アナリストたちが出した0.77%という数字に近い。

ジウマ政権がここまで市場の予測に近い数字を出してきたのははじめてだが、フォーリャ紙によると、財務省は独自に数字を出すのを止め、中央銀行の調査の結果を今後の指標にしていくという。

ジョアキン・レヴィ次期財務相とネルソン(ネウソン)・バルボーザ次期企画相の側近が「エスタード」紙に語ったところによると、新経済スタッフは、現実的な数字を発表してそれを着実に守って行くことで、現在失われつつある市場からの信頼と経済の透明性の回復を目指していく意向だ。

「経済は全て予測に伴って動くものだ。市場が驚くようなことは起こらない。全ての人が信用できる予測を打ち立てることが必要だ」と関係者は語っている。GDPの場合は、15年0.8%、16年2.0%、17年2.3%と着実に上げていく方向だ。

また、基礎的収支の黒字目標は11月の予算案のGDP2%が0.8%に変更され、その額は1147億レアルから663億レアルへ引き下げられた。黒字の割合は連邦政府553億レアル、地方行政110億レアルだ。16、17年の基礎的収支の黒字目標は、GDPの2.0%となっている。

公債と社会経済開発銀行(BNDES)に回した資金を合わせた債務総額を15年に引き下げるのは困難で、15年は現在のGDP比62%が64.1%に上昇するが、16年、17年は63.3%と62.5%に下げて行く。歳入から公債の利子支払い分も含む歳出を引いた名目赤字も15年はGDPの4,1%の見込みだが、16年は2.7%、17年は2.5%と下げて行く。

年末時点の為替予測は15年が1ドル=2.67レアルで、11月提出の予算案の予測よりドル高となる。その後も、16年2.71レアル、17年2.99レアルとドル高が進む見込みだ。

3日の中央銀行通貨政策委員会(COPOM)では、経済基本金利が11.25%から0.5%ポイント上がって11.75%となり、11年10月以来の高率となったが、これらの指数は、ジウマ第2期政権の経済スタッフが現実的な堅実路線を目指していることを早くも印象付けている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Maurilio Cheli/SMCS (arquivo))
写真はクリチーバ市のオーガニック食品フェアで買い物をする人々。国民にとって経済政策は優先して欲しい課題だ

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