サウヴァドールの街が赤く染まる日。サンタバーバラの祭、開催

2014年 12月 8日

サンタバーバラの祭

ラーザロ・ムニス神父は「サンタバーバラへのお祈りは4日だけでなく数日間続きます。私たちが生きている現在は、人それぞれが選びたいと思う選択をすることができない世の中です。これからの世界ではひとりひとりが互いの考えを尊重する必要があります。そして信じる気持ちを大切にしなければなりません」と説法の中で語った。

生まれてまだ三か月のマリア・バーバラちゃんは、サンタバーバラ/イアンサンのカラー、赤の服を着て祭りに参加した。

マリアちゃんは、彼女の両親であるジョゼニウソン&シウヴァーナ・サントス夫妻に連れられてやってきた。

サンタバーバラの祭

「私たちはイアンサンの信者なので、彼女を讃えるこの祭りにやってきました。家族の健康、平和、安全をお祈りしました」(ジョゼニウソン・サントスさん)

2歳と5か月になるカイキ・サントス君も赤い服を着て参加した。

「息子が祭りに参加するのは今年で3回目です。一番初めの年は、まだ私のお腹の中にいました。私にとってサンタバーバラは全てです。神のすぐ下には彼女しかいません。私には4人の息子がいますが、彼女は私の願いをすべてかなえてくれます」と、料理を仕事にしているアナ・パウラ・サントスさんは語った(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真上/Elói Corrêa/GOVBA、写真下/Tatiana Azeviche/Setur)