サウヴァドールの街が赤く染まる日。サンタバーバラの祭、開催

2014年 12月 8日

サンタバーバラの祭

アエシオ・パッソスさん(74)とハイムンド・パッソスさん(67)の兄弟はミサの間中、ずっと規律したまま祈りを捧げていた。

「私たちは毎週水曜日に、彼女のために蝋燭を灯すことを使命と思っています。私が祈ることは、自分では努力をしてもどうやってもどうならないこと、努力した結果にお願いしたいことを、お願いします」(パッソスさん)

ミサが終わると、信者たちは、グレゴリオ・ジ・マトス通り、ジョアン・ジ・デウス通り、テヘイロ・ジ・ジェズース通り、ラデイラ・ダ・プラッサ通りを通って、歴史地区を行進した。行列は消防署に向かい、そこでも祈りが捧げられた。

サンタバーバラの祭

カトリックとカンドンブレーの歌を歌いながら信者たちは楽しそうに、元来た道を行列しながら戻っていった。行列の中には足が悪いひともいた。

敬虔なウイウゼッチ・ペレイラさんは「神が私の足を治してくれるでしょう」と話した。

高齢ながら行列に加わったニウダ・サントスさん(80)は「我が家ではサンタバーバラは女王様です。絶対にこの行列に最後まで参加します」と語った。

(文/麻生雅人、写真/Tatiana Azeviche/Setur)