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ロシア通貨暴落で、1USドル=2.74ヘアイス(レアル)に

1ドル2.74レアルに

産油国ロシアのルーブルが(12月)16日に暴落し、伯国のレアルも2005年3月以来の高値となる1ドル=2.741レアルのドル高で引けたと17日付伯字紙が報じた。

ルーブル暴落は、原油価格下落で財政が悪化した同国が、経済基本金利(政策金利)を10.5%から17%に引き上げると決めた後に発生。同国中銀も介入したが、暴落を防げなかった。

ロシアの政策金利は1~3月まで5.5%を維持していたが、その後は徐々に上がり、12月11日に10.5%となっていた。今回の金利引き上げは原油価格下落の影響回避のためだったが、ルーブルの対ドル価は一時30%暴落。最終的には10%強のドル高で終ったが、今年のルーブルはドルに対し49%安くなり、16日のモスクワ証券市場の指数も、前日比20%落ちた。

これらの動きは伯国にも届き、16日の為替相場は05年3月以来初めて1ドル=2.7レアルの大台を超えた。伯国の為替は原油価格下落などもあり、16日までの5日間で5.63%、今年の累積では15.8%のドル高となっている。

ルーブル暴落はウクライナ問題後の欧米諸国からの経済制裁で財政状態が不安定になっていた事と原油価格下落が主な原因だが、同国通貨や証券市場指数の暴落は、新興国や原材料の他国依存度の高い国にパニックを引き起こした。

ロシア通貨が政策金利引き上げにも関わらず暴落し、世界的なパニックを引き起こした事は、1998年のロシア財政危機の再来やプーチン帝国の崩壊を含む世界経済への懸念も高める。

金利上昇で経済成長が鈍化してリセッションが進めば、プーチン大統領は原油価格上昇によって得た金融安定と繁栄という国民からの支持基盤を失う。同国政府は15日、原油価格が60ドル前後で止まれば国内総生産(GDP)は4.5%衰退との見解を発表したが、16日のロンドンでの原油価格は1バレル59.86ドルだった。

レアルは新興国の通貨の中でも国際状況に左右されやすく、中銀の介入姿勢への疑問が16日のドル高を加速させた。トンビニ中銀総裁は上院公聴会に出席していたが、1ドル=2.75レアルとなった頃に座を辞し、(13年8月から続く)介入は来年も継続と明言。ドルの勢いは鈍ったが、それでも前日比2%強のドル高となった。

ドル高はコモディティ価格下落による農家や輸出業者の減収をカバーするが、輸入品価格や輸出品目の国内価格の上昇も招きかねない。第2期ジウマ政権の経済スタッフも米国の政策金利引き上げに伴うパニック再来は避けたいところで、1月の経済基本金利は0.75%ポイント上昇との見方も広がっている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Marcos Santos/USP Imagens)

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