ブラジルで水泳競技が躍進。2016年リオ五輪での活躍の期待も高まる

2014年 12月 25日

セーザル・シエロ

2016年にリオデジャネイロで開催されるオリンピック・パラリンピックにおいて、ブラジルのスポーツ界では水泳選手たちの活躍に対する期待が高まっている様子だ。

オリンピック・パラリンピックの情報サイト「Rio2016.com」が12月23日、2014年はブラジルの水泳界が大きく躍進した年であると伝えた。

8月にオーストラリアで開催されたパンパシフィック選手権では、金、ふたつの銀、銅と、計4個のメダルを獲得。さらに、12月にカタールで開催された世界水泳選手権(ショートコース)ではこれを大きく上回り、7個の金、銀、2個の銅と計10個のメダルを獲得している。しかも同大会では、ふたつの世界新記録もたたき出している。

2008年の北京オリンピック・パラリンピックで50メートル自由形で金メダルを獲得したセーザル・シエロ選手も「2014年は素晴らしい年だった」と、今年を振り返った。

「ブラジルはショートコースの舞台で歴史を作ることができました。そして私たちは、2015年に開催されるカザンでの世界水泳選手権のために準備をはじめています」

カタールの世界水泳選手権で5個のメダルを獲得したフェリッピ・フランサ、世界水泳バルセロナで活躍したチアゴ・ペレイラなども活躍が期待されている選手だ。

(文/加藤元庸、写真/Reuters)
写真は12月6日、カタールのドーハで開催された世界水泳選手権(ショートコース)で銅メダルを手にするセーザル・シエロ選手