• MEGA★BRASIL 公式twitter
  • MEGA★BRASIL 公式facebook
ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

720万人が飢餓経験…北部、北東部の農村部中心に

ボン・プラット

地理統計院(IBGE)が(12月)18日、ブラジルではまだ720万人が、何も食べずに1日を過ごすなどの食の危機の中にいると発表したと19日付エスタード紙が報じた。

食生活が保証されている事は安定した生活の基礎だが、2013年の全国家庭サンプル調査(PNAD)によると、直近の3カ月間に食料が買えず、何も食べずに1日中過ごした人が最低でも1人いるという家庭が210万世帯(全世帯の3.2%)あり、720万人(総人口の3.6%)が飢餓を経験した。

この数字は2009年の1130万人(人口の5.8%、世帯数の4.6%)より改善したが、2002年の大統領選でルーラ前大統領が訴えた「飢餓ゼロ」や2010年選挙のジウマ大統領の公約「極貧撲滅」はまだ遠い。

先に挙げた720万人は食生活の不安度が高いグループ(重度)だが、食事の量を減らし、中程度の不安を訴えたのは300万世帯(4.6%、1030万人)、食料が手に入るかと不安にかられるなど、軽度の不安を抱える家庭も960万世帯(14.8%、3450万人)あった。

総計すると22.6%の世帯は食生活に不安を抱えている事になり、最も不安にさらされているのは北部や北東部の農村部に住む17歳以下の子供や青年だという。

地域別に見ると、食生活に不安を抱える家庭は北東部(38.1%)や北部(36.1%)に多く、中西部や南部、南東部は18.2%、14.9%、14.5%。

重度の不安を抱える家庭の割合は、北部6.7%、北東部6.6%、中西部2.3%、南部と南東部1.9%だった。食生活に不安を抱える家庭が最も多い州はマラニョン州の60.9%で、ピアウイ州が55.6%で続く。

他の経費を削らなくても食生活は確保されている家庭は77.4%で、2004年の65.1%や09年の69.8%より増加。食生活が確保されている家庭が多いのはエスピリトサント州の89.6%やサンタカタリーナ州の88.9%、サンパウロ州の88.4%などだ。

食料を買えない場合の対処方法は、ツケで買う43.3%が最多。連邦政府の生活扶助(ボウサ・ファミリア)のカードを見せて信用してもらう人が多い事が覗われるが、余分な食料は買わない、金を借りる、肉などを減らす、寄付を仰ぐなどの方法もあった。

一方、食生活に不安を抱える家庭の10%はコンピューターでインターネットを利用、ネットはないがコンピューターはある家庭も13.8%ある。食生活に不安がある家庭の93.5%はフォゴンを所有。85.8%は冷蔵庫、88.4%はテレビ、21.8%は洗濯機を持っており、生活の質は向上している。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Edson Lopes Jr./A2 Fotografia)
福祉政策も州によって異なる。写真はサンパウロ州がサポートする低価格食堂「ボン・プラット」、サントアマーロ店。現在、州に47カ所あり、1ヘアウ(レアル)で昼食定食が提供され、低所得者層や高齢者、社会的に脆弱な立場にいる人たちの生活を支えている

■関連記事
アパグループ代表、元谷夫妻が来伯講演。日本の自虐史観が形成された経緯を紐解くなど独自の歴史観を披露
これぞブラジル人気質!? 統計調査でブラジル人の約8割が「幸せ」と回答
金融・経済系のコンサルティング会社が選んだ、ブラジル最優良都市とは…
フルッタフルッタが2014年収穫のアサイーを使った「アサイー・ヌーボー」を新発売
サンパウロ市のバスから料金徴収係りがなくなる!?

このエントリーをはてなブックマークに追加