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2015年 01月 26日 05:30
1月15日(木)、バイーア州サルヴァドール市のボンフィン教会で、階段のお清め式(ラヴァージェン・ダス・エスカルダス・ド・ボンフィン)が行われた。ブラジル政府が「ポータウ・ブラジル」を通じて広報した。
この行事は、毎年1月の第二木曜に、カンドンブレの信者たちが、ほうきと香りをつけた水で同教会の階段を洗い清める儀式。1773年から続いている。
儀式が始まったころは、ボンフィン教会のお祭りの準備のために奴隷たちが階段の清掃を行わなければならなかったという。
カトリックの教会であるボンフィン教会を舞台に今も行われているこの儀式は、カトリックとは関係がない。そのため、お清め式の当日は教会は閉められ立ち入りは禁止されるという(次ページへつづく)。
(文/麻生雅人、写真/Max Haack/Prefeitura de Salvador、参考資料/「Texts of Brazil 庶民の祭」(ブラジル連邦共和国外務省 文化部広報室))
写真は1月15日、バイーア州サルヴァドール市、ボンフィン教会の階段のお清め式(ラヴァージェン・ダス・エスカルダス・ド・ボンフィン)
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