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ブラジル石油公社の次期経営審議会委員は民間から選出へ

ペトロブラス

ブラジル石油公(ブペトロブラス)の経営審議会の次期委員候補たちが先週、連邦政府に、同公社がラヴァ・ジャット(LJ)作戦で表面化した大型汚職による損失も盛り込んだ決算報告を行わない限り、就任を受諾できないと通達していたことが明らかになった。27日付フォーリャ紙が報じている。

連邦政府はこれまでの慣例を破り、ペトロブラスの審議委員に大臣を就任させず、大企業のトップなど、民間人から選ぶ意向だ。

現在はギド・マンテガ前財務相、ミリアン・ベルキオール前企画相が名前を連ねている。ジウマ大統領も鉱山動力相時代に議長を務めたたが、後にペトロロンの火種の一つとなる米国パサデナ製油所の売却を06年に承認したことで疑いの目を向けられることになった。

連邦政府が次期候補にあげているのはブラジル・フーズ元会長のニウデマール・セッケス氏、BRディストリブイドーラ元会長のロドルフォ・ランジム(ホドウフォ・ランジン)氏、ヒュンダイやスバルの販売を手がけるカオア・グループ会長のアントニオ・マシエル(マシエウ)・ネット氏、コテミナス会長で民主運動党(PMDB)のジョズエー・ダ・シウヴァ氏が有力視されている。

また、ABインべヴ取締役のベト・シクピラ氏や元中央銀行総裁で現JBS/フリボイ会長のエンリケ・メイレレス氏にも、政府は触手を伸ばしているとされている。

だが、これらの候補たちは現時点ではまだ就任を躊躇している。それは同公社の14年第3四半期の決算報告が大幅に遅れているためだ。

ペトロブラスの収支報告はロンドンに拠点を置く大手会計会社プライスウォーター・クーパーズの監査が必要だが、同公社がLJ作戦で疑惑の渦中にあることが判明し、14年11月に監査保証の捺印を拒否した。

以後、同四半期の決算報告は2カ月以上ずれこみ、27日の午後、監査なしのまま発表されることになった。

市場では、ペトロブラスが今回の決算報告に70億~100億レアルの損失を盛り込むと見込んでいた。この金額はアブレウ・イ・リマ製油所や、リオ州の総合コンビナート(Comperj)、ジェツリオ・ヴァルガス製油所に関する事業での贈収賄が確認されたためで、その損失額を差し引いた実質的な数字を出さなければならないためだ。

決算報告前の27日午前11時、 サンパウロ証券取引所(Bovespa)の指数は4万7815ポイントに1.57%下落した。

審議委員候補らは、同公社で起きた疑惑のために自分たちが裁判沙汰に巻き込まれることがないようにとの保証も求めている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Tânia Rego/Agência Brasil)
写真は1月22日、リオデジャネイロ市。ブラジル石油公社本社前で抗議活動を行うリオ州の総合コンビナート(Comperj)従業員たち

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