ウンバンダの儀式を初体験

2015年 02月 3日

ウンバンダ

先日、ウンバンダと呼ばれる宗教儀式の会合に親戚に誘われて行ってまいりました。

ウンバンダとは、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人たちが持ち込んだ宗教と、ブラジルの原住民(インディオ)の思想、心霊主義などを反映した宗教だといわれているそうです。

到着して神棚にたくさんお供え物が綺麗に飾られてるの見てまずはびっくり。数々のフルーツ、手作りチョコレートやケーキ等。これらは後で参拝者で分けのですが、私も持ち帰りました。

ウンバンダ

まずは首長の方の挨拶が始まり、アタバーキのリズムが鳴り始めると、祈りと共に皆さんが会場をグルグルと周りはじめ、ゆっくりと時には激しく、最後にはトランス状態になる人が出てきたりします。

彼らにはそれぞれに彼らのオリシャーがいて、乗り移るらしいですね。

ウンバンダ

会場には一般の観客もいて、その一般人は最後には乗り移られたオリシャーに色々と相談をなされる場面もあります。私の親戚の人も相談したいということで列に並びました。

私もこと宗教に関してはまだよく分かりません。私にはまだ未知の世界ですが、とてもいい体験でした。

(写真・文/土居 清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook、写真/Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)

著者紹介

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi
神奈川県横浜市生まれの浜っ子。7歳のときに、父が描いた夢と共に家族でブラジルに移民。約1か月の船旅でサンパウロに上陸、以降11年間サンパウロで生活を送る。その後、一度日本に帰国するも、多感な思春期の頃を過ごしたブラジルでの生活が忘れられず、再移住を決意。現在、念願の永住権を取得してガウーショに囲まれながらリオグランジドスウ州で生活中。

Facebookでブラジルのさまざまなことを紹介中( https://www.facebook.com/kiyomitsuemilio.doi )。
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