アルシンド新監督、就任早々に指揮をとる

2015年 02月 3日

アルシンド 監督

2000年以来、プロ・サッカー界から離れていたが、母国ブラジルで女子サッカー・チームの監督に就任して話題となっている元鹿島アントラーズのアルシンド氏。

パラナ州のサン・ミゲウ・ド・イグアスで家族と共に農場を経営していたというが、サッカーへの想いは消えることはなかった。現地メディア(「グローボ・エスポルチ」2月2日づけ)が、アルシンド氏のコメントを伝えている。

「チャリティ試合でベテランチームに参加してプレイをしたりサッカーを教えたりして、常にサッカーと関わってきました。なんとか(プロの世界に)復帰できないものかと歯がゆい思いもしました。男子の2部リーグのチームからコーチに、というお誘いもありましたが引き受けませんでした。そして今、フォス・カタラタスから招待を受けて、その申し出を受けて挑戦することにしました」(アルシンド氏)

監督就任の発表は2月2日(月)の午後に行われたばかりが、4日(木)にはコパ・ド・ブラジル2015の試合で、フォス・カタラタスはシャペコエンシ対戦するため、アルシンド新監督も早々、サンタカタリーナ州へ向かうという。

「私の知識を、優れた実績を持つチームであるフォス・カタラタスでの指揮に活かすことができることを切に願っています」

グローボエスポルチによると、女子サッカー・チームの強豪チームのひとつに数えられるフォス・カタラタスは2010年に創設されたチームで、パラナ州のリーグで2010年から2014年の間に5度チャンピオンに輝いているという。2012年のリベリタドーリス杯女子では準優勝に輝いている。

監督就任後最初のトレーニングを行った後アルシンド新監督は、ディフェンスに3名を置くだろうと語った。

(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
写真は2013年5月11日、埼玉スタジアム。浦和レッズ対鹿島アントラーズの試合前、Jリーグ20周年セレモニーで挨拶をするアルシンド氏