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ブラジル、行方不明になる子どもは年間に4万人

マンイス・ダ・セー

TVグローボが2月5日、番組「ジョルナウ・オージ」で報じたところによると、ブラジルでは年間約4万人の子供が失踪しているという。

捜索は遅々として進まず、時間がたつと忘れられてしまうことに、失踪した子供の親たちは憤りを感じている。

エステファニーちゃんは失踪した2002年当時、6歳だった。近所の家に遊びに行ったきり、家族は誰もその姿を見ていない。失踪から6年後、12歳に成長したイメージ写真を公開したり、母親は探すのを止めなかった。

失踪した子供の母親たちと連携する人権擁護団体は、警察による捜索の遅延や中断に抗議をしてきた。19年前にイヴァニージ・エスペリジアォン・ダ・シウヴァ・サントスさんにより創設されたNGO「ブラジル・行方不明の子どもの捜索及び保護協会(ABCD)」(通称「マンイス・ダ・セー」)は、娘のファビアーナさん(当時13歳)の失踪をきっかけに活動を始めた。

「私の娘は19年前に失踪しました。生きていれば今は33歳です。今私が警察に行ってもこの事件は『もう資料室行きになっている』と言われるだけでしょう。放置されたまま時間だけが過ぎていくのが一番の問題です」(イヴァニージさん)

カストロ・アウヴェス弁護士によると、失踪者捜索の最大の問題点は失踪事件と認定されるまでに時間がかかりすぎることだ。各州の連携がないため物理的に捜索が遅れてしまうことと、12歳以上の子供は親の許可がなくても旅行や遠距離移動ができるという法律があるためだという。

「法律では12歳以上の子供は国内を自由な意思で移動する権利があるとうたっている。逆に言うと保護される対象となっていないのです。そういう法律の立てつけも12歳以上の失踪事件を誘発しやすくしているのです」(カストロ・アウヴェス弁護士)

(文/余田庸子、写真/Marcelo Camargo/ABr)
写真は2013年3月3日、サンパウロ市。パウリスタ大通りで失踪した子どもたちの捜索などを訴える「マンイス・ダ・セー」のメンバー。TVグローボの「ジョルナウ・オージ」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで。

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