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砂糖不使用。シュハスコ味も! ブラジルで人間が食べても美味しい(!?)犬用アイスが人気

犬用アイス

ブラジルの全国的な酷暑が連日伝えれられる中、夏を乗り切るための商品が次々と市場に投入されている。

TVグローボが3月1日、経済情報番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴシオス」で伝えたところによると、サンパウロのウニフード社が販売している犬用のアイスクリームが大好評だという。

ヴァギネウ・バチスタさん、アレサンドロ・ピニャウさん、ファビオ・アリさんの3人はエンジニアリングの会社を退職し、犬用アイスの製造販売事業を始めた。市場に出す前の商品開発には5か月かかったという。

3人はアメリカ合衆国で犬用アイスが成功していることを知っており、そのアイデアをブラジルに持ち込んだ。

栄養士を雇用して、理想的なレシピを社内で考案、製造は外注している。現在商品化されているレシピは1000以上の試作品の中から厳選されたものだ。健康的であるかだけでなく、柔らかさなど動物が食べるのに適しているかという点も選考のポイントだという。

「商品には砂糖もラクトースもトランス脂肪酸も入っていません。それらの成分は動物にとって有害ですから」(ヴァギネウ・バチスタさん)

3人の起業家は商品開発の途中で犬と飼い主の両方を満足させる商品にする、という困難があった。つまりは、人間が食べても美味しいと感じる商品でなければならなかったということだ。

「アイスを買うのは犬の飼い主で、犬は飼い主にとって娘や息子のような存在です。飼い主は犬においしいものを食べさせたいと強く思っています。だから犬に買い与える前に自分でも試食したいという飼い主が多いのです。そこで美味しいと思ってもらえなければ買ってはもらえないんですよ」(アレサンドロ・ピニャウさん)

この事業に対する3人の投資額は総額60万レアル(約2,600万円)。資金使途は原材料、製造技術者との契約料、機材、賃料、リフォーム費、商品パッケージ費用などである。

原材料は豆乳、植物油脂、天然成分からなる着色料・香料を用い、特殊な機械を用いて冷やしながら空気を多く含ませるよう撹拌する。柔らかい食感を実現するにはこの工程が欠かせないとのこと。

商品ラインナップはマンゴー、ミント、イチゴ、鳥の丸焼き、シュラスコのピッカーニャの5種類で容量は180ml。

犬用アイスは2014年の7月に発売され、以降月平均18,000杯売り上げている。夏にはその倍の消費量だという。製造元の月の売上は6万レアル(約260万円)、利益率は約23%、とかなり高い水準を保っている。

製造元の現在の主な顧客は130か所のペットショップで、実質的な競争相手はまだいない。年内に取引先を400にまで伸ばしたい、と起業家たちは言う。

犬用アイスを店頭に置いてもらうには、製造元から一台2千レアル(約8万5千円)専用の冷凍庫をショップに提供する必要がある。結構な額だが、投資額の回収にはさほど時間はかからないのだとか。

あるペットショップでは2月の初めに仕入れた400個をひと月足らずでほぼ売り切っている。製造元から各ショップへの納品3回分が売切れれば冷凍庫の費用は回収できるという。

売る側にもこの新商品にはメリットがある。犬用アイスを店頭に置いているペットショップは客寄せ効果を実感している。

「新商品はよく売れますね。このあたりを通りがかるお客様は常に新しいものを探していらっしゃるので、私たちスタッフも他では見られない、新しいものを常に店頭に並べるように心がけています」(ペットショップ店長、ヒシャルヂ・フェリッピ・ゴメスさん)

販売促進のために、このペットショップでは試食も行っている。犬にも大好評で、試食品を完食することがほとんどだという。

「この暑い季節だから、飼い主としては暑そうにしているペットに何かしてやりたいと思うんですよ」(ペットショップの客、マリア・アパレシーダ・バチスタさん)

ウニフード社(UNIFOOD)

Contato: Empresários Alessandro Pinhal, Wágner Batista e Fábio Alle
Rua Marambaia, 661 – Casa Verde
São Paulo/SP – CEP: 02513-000
Telefone: 3858-9004
www.unifood.com.br

(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Pequenas Empresas & Grandes Negócios」/TV Globo)
ウニフード社の犬用アイスを食べる犬、「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」より。TVグローボの「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)(080-3510-0676 日本語対応ダイヤル)で放送中

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