Windowsアプリが、ブラジル、インド、ベトナムで急速に成長

2015年 04月 21日

windows 10

マイクロソフト関連の情報をいち早く伝えることで知られる「Winbeta」が、Microsoftのユーザー人口統計、人気アプリのカテゴリーに関連する市場の動向などを公開している。

マイクロソフトの報告書によると、2015年3月、PC上のWindowsストアからダウンロードされたアプリの93%はWindows 8.1からダウンロードされたもので、Windows Phoneからダウンロードされたアプリの80%はWindows Phone 8.1からダウンロードされたものだったという。

また、収益の55%はアプリ内購入によるものだという。アプリ内広告からの収益は31%で、有料アプリからの収益はわずか14%だという。

各カテゴリのアプリごとのダウンロード数の平均値を出すと、すべてのWindowsデバイス上でゲームツールとソーシャルアプリがトップになっている。Windowsの戦略としても、今後さまざまなデバイスで共通のプラットフォーム、共通のストアを提供することで、ユーザーに使いやすさをアピールする方針らしい。

アプリ販売の伸びが著しかったのはブラジル、インド、ベトナムなどの国々だった。インドやベトナムといった、クレジットカードが広く利用されていない地域でのキャリア課金が多いことを示しているのは興味深い結果だと「Winbeta」は述べている。

(文/加藤元庸、写真/Microsoft)
写真は2014年9月30日、Windows10の発表会場。Windows 8.1の後続OSとなるWindows10は2015年に発売されるといわれている