リオの観光名所ホドリゴ・ジ・フレイタス湖で強盗殺人

2015年 05月 21日

ホドリゴ・ジ・フレイタス湖の殺人事件

リオデジャネイロ市警が5月20日、リオ市南部の観光名所ホドリゴ・ジ・フレイタス湖でサイクリング中の人達を襲い、自転車を強奪していたと見られる未成年者3人を逮捕と20日付「G1」などが報じた。

同地区では、湖沿いに設けられたサイクリングロードを走行中に強盗に襲われる事件が続いており、被害に遭った人々は一様に、刃物を持った青年達に襲われたと証言していた。

19日には、やはりサイクリング中だった医師のジャイミ・ゴウジさん(56)が刺されて死亡する事件も起きていた。

警察は、逮捕された3人の内の一人で16歳の青年がゴウジさんを刺したと見ている。この青年は12歳の時から犯罪歴が残り、15回身柄を拘束されている。

リオ州保安局では現場付近の警備を強化すると共に、管轄署の軍警司令官を更迭した。リオ市の非政府団体はゴールドさん殺害事件後、殺害現場に自転車を置き、暴力反対の看板を掲げている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は5月20日、リオデジャネイロ。ジャイミ・ゴウジさんが殺害されたホドリゴ・ジ・フレイタス湖畔のサイクリングロードに作られた暴力への抗議を示すオブジェ