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ブラジル~中国の2国間協定、大型融資も盛り込む。ブラジルからの牛肉輸入も解禁

李首相

企業家約150人を伴って来伯した中国の李克強首相とジウマ大統領は5月19日、35項目にわたる2国間協定を締結した

19、20日付伯字紙やサイトによれば、予算削減や財政調整、景気縮小といった問題の一方、6月に港や空港、道路、エネルギーなどでの事業入札をと考えているジウマ大統領には嬉しい協定締結だ。

中国はブラジルの主要交易国で、14年の交易額は輸出406億ドル、輸入373億ドル。今年は4月までに輸出入で計217億ドルが動いている。

中国の輸入品は鉄鉱石や大豆などで、ブラジルは完成品の輸入が多いため、協定には、資源大手ヴァーリ社が中国遠洋運輸(集団)公司と鉄鉱石輸送船4隻を購入する事や、中国工商銀行(ICBC)がヴァーリに40億ドルの融資を行う事、ヴァーリからの鉄鉱石輸送は中国の招商局集団が行うといった項目が盛り込まれた。

汚職告発などで信用格付が落ち、融資獲得が困難なペトロブラスには、中国の国家開発銀行から50億ドル、中國進出口銀行から20億ドルの融資が決まった。国家開発銀行は4月にも35億ドルの融資を発表した。

連邦貯蓄銀行と中国工商銀行が設ける500億ドル規模の投資ファンドも注目の的で、対象となる事業や融資条件などの詳細は60日かけてつめる。運用は連邦貯蓄銀行が行う。

李首相が今後訪問するペルーとも関わるのは、南北鉄道と交差する鉄道路線の敷設だ。ブラジルは南北線が通るゴイアス州~マット・グロッソ州間の883キロか、600キロ先のホンドニア州ヴィリェナまでが関心の中心だが、中国はリオ~ペルー/リマ間の4700キロの建設が望みだ。

14年の習近平主席来伯時に公表されたが実現が遅れている牛肉の輸出も、8カ所の加工場(鶏肉も含めると9カ所)からの輸出が認められた。加工場の数は、6月の農務相の中国訪問時には26になる。中国への牛肉の輸出額は年1億5千万ドルに及ぶ見込みだ。

その他にも、エンブラエル機22機の購入(11億ドル)が確定、国境なき科学の留学生受け入れを含む技術交流や、交通銀行がブラジル66位のバイーア州の銀行BBMの株式の80%を5億2500万レアルで買い取る事も決まった。

中国金融界は今回の株式取得を、13年の中国建設銀行によるBicBancoの株式の75%取得同様、ブラジル~中国間の投資や貿易上の需要への対応とラテンアメリカ進出への足がかりと見ている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Marcos Oliveira/Agência Senado)
写真は5月19日、上院議会場を訪問した李克強首相

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