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ネスプレッソの次はこれ!? ブラジル発、フレッシュジュースが手軽に楽しめるジュース・マシーン

フレッシュジュース・マシーン

カプセルを機械にセットすれば手軽にエスプレッソ・コーヒーが楽しめるネスプレッソ。登場して数年が経つが、ブラジルでも手軽さとエンターテインメント性で人気を博している。

サンパウロなど大都市を中心に、街角のランショネッチ(軽食堂)でネスプレッソを見かけることは珍しくなくなった。

この手軽さをフルーツジュースにも、と開発を始めたのはジュース・イン・タイム社のエンジニア、マルコス・ピノッティさん。マルコスさんが開発を始めたのは3年前。今までの投資総額は200万レアル(約8千万円)で、先般やっと市場に出せるところまでこぎつけた。TVグローボの経済ニュース番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランジス・ネゴーシオス」が伝えている。

「このアイデアを思いついたのはずいぶん前です。私は昔から天然のフルーツジュースが大好きで、常々家でも手軽に飲みたいと思っていました。でも実際に作るとなると、ミキサーを出してきて果物の皮をむいたり種を取ったり、作り終わったらまた片づけたり、といろいろ大変でした。それで簡単にフルーツジュースを家でも飲める機械を作ろうと思ったのです」(マルコス・ピノッティさん)

マルコスさんが開発した機械の使い方は簡単。消費者は冷凍の果肉パルプが入ったカプセルをコップにセットするだけ。マシンから出てくる高圧の水がカプセルから出てきたパルプをとかし、生ジュースが完成するという仕組みだ。

「特に苦労したところは、パルプが機械に接触しないようにするところでした。パルプが接触すると機械を洗うなどのメンテナンスに手間がかかりますから」(マルコス・ピノッティさん)

機械の製造はサンパウロ州内の工場に委託して行っている。果肉パルプはサンパウロ州のプラターニアで栽培された果実を原材料に使用。ここでは11種類のパルプがパッケージされる。月の出荷量は8トンだ。

「現在はサンパウロ州とパラナ州に出荷しています。今は商業施設がメインですが、これから家庭にも売り出す予定です」(マルコスさん)

すでに機械を導入しているサンパウロ市内のランショネッチではこの機械を導入することで10%売上を増やしたという。

「健康志向もあって天然フルーツジュースを希望されるお客様は多いです。ただ、私どもの店ではフルーツを切ったり、ミキサーを置いたりするスペースはありません。この機械は省スペースでお客様の需要を満たすことができます」(ランショネッチ店員、マリア・エウジェニア・レイタゥンさん)

機械に注目が集まってはいるが、マルコスさんの戦略はむしろ果肉パルプを安定的に供給することだという。毎月、パルプを一定数、一定期間購入する契約をした顧客には機械を無料で提供する。こうすることでパルプに対する恒常的な需要を作り出すことができるのだという。

天然のフルーツジュースに対する需要は国内にとどまらず海外にもある、とマルコスさんは言う。

「ジュース・イン・タイム社のジュースを提供する先として、今後はヨーロッパ、中東を考えています。私の夢は天然のフルーツジュースを世界中に広めていくことです」(マルコスさん)

(文/余田庸子、写真/Divulgação)

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