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在日ブラジル人人口、6年ぶりに増加に転じる

名古屋ブラジルフェスタ2014

ブラジルのグローボ系列の電子メディア「G1」が6月5日付けで報じたところによると、日本におけるブラジル人の人口がリーマンショック以来6年ぶりに増加に転じたという。

「G1」は日本在住のブラジル人ジャーナリスト、エヴェルトン・トバセさんによるBBCブラジルの記事を紹介している。

2008年のリーマンショック後、日本政府からの帰国補助もあり、約15万人の在日ブラジル人が帰国した。以降、出国人口が入国人口を上回る状態が続き、ブラジル人コミュニティは縮小の一途をたどっていたという。

そんな中、2015年第1四半期において6年ぶりに在日ブラジル人人口増加が見られたという。増加人数は2625人。BBCブラジルの市場専門家によると、増加の要因は日本における生産活動の活発化とのことだ。

生産活動の活発化を受けて日本は早晩アジアからの安い労働力を”輸入”し始めることになるだろう、と語るのは、名古屋の工場で働き、名古屋ふれあいユニオンで活動をするアドリアーノ・オカモトさんだ。

アドリアーノさんは、この25年、劇的な時代の変化があったにも関わらず、ブラジル人労働者の権利については全く進展がないとも指摘する。外国人であるがゆえに生じる人権軽視と戦うため、アドリアーノさんは日本に帰化したという。

アドリアーノさんのように在日ブラジル人の生活基盤を確かなものとするため戦う人々がいる一方で、ブラジルへの帰国を決意する人々もいる。

エリカ・サクガワさんは19年の日本生活ののち、ブラジル帰国の道を選んだ。子供の将来を考えてのことだという。

エリカさんは日本にいる間、日本の工場や、ブラジル食材店などで働いてきた。ある時ふと、子供に大学を卒業させるにはどうすればよいか、と考えたら、このまま日本にいてそれが叶うかどうか確信が持てなくなったという。

エリカさんは、日本での生活に愛着はありつつも、日本にいて19年頑張っても自分たちは外人でしかない、子供の将来についての選択肢は限られていると感じ、帰国を決めたのだという。

「日本はいろんな点で生活がしやすい国で、いろいろなことを学びました。いつか旅行者として日本に戻りたい」(エリカさん)

(文/余田庸子、写真/麻生雅人)
写真は2014年に開催された名古屋ブラジルフェスタの模様。日本在住のブラジル人と日本人が交流した

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