ネスレ、ネスプレッソに続いてブラジル市場にスーパープレミアム・アイスクリームを投入

ネスレがブラジルでスーパープレミアム・アイスクリームの市場に参入、新しいシリーズを発売したと現地メディア「エザミ」が伝えている。

「ジェラート」となづけられたこのシリーズはイタリアの本格的なジェラートにインスパイアされているという。

ホジェーリオ・ロペス副社長によると、この商品はクラスB層～A層の消費者をターゲットにしているとのこと。ブラジルのグルメブームも商品の開発に影響しているようだ。商品の開発はブラジル国内で行われた。

味はバニラ、塩キャラメル、ダークチョコレート、リモンチェッロの4種類。パックのサイズは455ml、価格は各23.90ヘアイス（約945円）。当面はサンパウロとリオデジャネイロのみの発売となり、パォン・ジ・アスーカルなどで流通する。

「わが社は数年前、ネスプレッソで急成長を果たした。今度は、家庭で高級ジェラートを楽しんでもらおうというのが、次なる戦略です。また、A層とB層は平均消費量より18%多くアイスクリームを消費します。昨年、スーパープレミアム市場は17%成長しているのです」（ホジェーリオ・ロペス副社長）

また、ホジェーリオ氏は、ブラジルの消費者の舌が肥えて来ており、より洗練された商品を求める傾向にある、とも指摘した。

（文／麻生雅人、写真／Divulgação）