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ブラジリア建設当時の資料写真を公開。公式カメラマン、マリオ・フォンチネリに捧げられた展示会にて

ブラジリア

ブラジルの首都ブラジリアの最初の公式カメラマン、マリオ・フォンチネリにオマージュを捧げた展示会が、ブラジリアの立法議会で6月16日に公開されると現地メディア「G1」が伝えている。

マリオ・フォンチネリは、1919年、ピアウイー州パルナイーバ生まれ。ジュセリーノ・クビシェッキ政権のオフィシャル・カメラマンとしてブラジリアを撮影、1980年代までに約5000枚の写真を撮影した。1986年に67歳でこの世を去った。

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今回の展示ではブラジリア建設当時の象徴的な18枚の写真が公開されているという。建設現場の写真では、メトロポリタン大聖堂やプラナウト宮、軸となる道路などが。フォンチネリが写っている写真もある。また、フォンチネリが使用したカメラなどの機材も展示されている。

本展示のキュレイターを務めた公文書館視聴覚資料マネージャー、マルセロ・ドゥランイス氏は、フォンチネリが残した写真は、首都の歴史の記録として最も重要な資料のひとつだと語った。

また、「黙とう」と題されたペドロ・ジョルジ・ジ・カストロ監督による短編ドキュメンタリー映像も披露されている。

Homenagem a Mário Fontenelle
日時:6月16日、夜19時まで
会場:立法議会(ブラジリア、ムニシパウ広場、クアドラ2、ロッチ5)

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(文/麻生雅人、写真/Mário Fontenelle/Arquivo Público do Distrito Federal)

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