サンパウロで北東部文化が体験できる「サンジョアン・ド・ノイス・トゥヂン」

2015年 06月 20日

サンジョアン サンパウロ

ブラジルでは6月は、フェスタジュニーナ(6月祭、サンジョアン祭ともいわれる)の季節。フェスタジュニーナが特に盛り上がるのは北東部だが、南東部にあるサンパウロ市でもさまざまな催しが行われている。

サンパウロ・ツーリズモ(SPTuris)が2015年にサンパウロ市で行われるフェスタジュニーナのイベントを公表していると、現地メディア「G1」が紹介している。

サンパウロ市のフェスタジュニーナで最も大規模なイベントのひとつが、北東部伝統センター(CTN)で開催されている「サンジョアン・ド・ノイス・トゥヂン」。北東部のフェスタジュニーナに欠かせないダンスや音楽であるフォホー、その他の伝統芸能、フェスタジュニーナではブラジル全国で行われるクアドリーリャと呼ばれる舞踏祭、演劇などが楽しめる。

今年(2015年)新たに加わったアトラクションは、北東部ゆかりの衣裳や小道具を用意した撮影ルーム。これらの小道具をつかってセルフィーで写真を撮ることができる。

また、ビッショ・ジ・ぺ、ハスタペ、カジュー・イ・カスターニャといったグループやコンビがフォホーやエンボラーダといった伝統芸能に根差したショウを披露する。

会場内のレストランでは、北東部の9州それぞれの郷土料理も用意される。子どもたちのためには遊戯具や遊び場も用意されている。

会場は北東部伝統センター(CTN、www.ctn.org.br)、サンパウロ市リマォン地区、ジャコフェール通り615。開催期間は6月13日から28日までの毎週末(土曜、日曜)。午後13時より。入場無料。問い合わせは (11) 3488-9400まで。

(文/麻生雅人、写真/CTN/divulgação)