サンパウロ名物、24時間のイベント・マラソン「ヴィラーダ・クゥトゥラウ」開催される

2015年 06月 22日

ヴィラーダ・クゥトゥラウ

また、音楽家たちが過去に発表した作品の音楽を現代の感覚で再演するコンセプト・ショウもヴィラーダ・クゥトゥラウ名物。

テアトロ・ムニシパウでは、サンパウロ市交響楽団につづき、ラエルシオ・ジ・フレイタスによる“バランソとショーロのサンパウロ”(80)、エルメート・パスコアウ&アリスマール・ド・エスピリット・サント&ネネー、バカマルチ&ジャーニ・ドゥボキによる”デポイス・ジ・フィン”(83)、リングア・ジ・トラッポによる”コモ・エ・ボン・セール・パンキ”(85)、アライジ・コスタ、ファファ・ジ・ベレンによる”タンパ・タジャー”(76)、ジアーナ・ペケーノによる”エテルノ・コモ・アレイア”(79)、イラ!による”ムダンサ・ジ・コンポルタメント”(85)のショウが開催された。

ヘプブリカ広場の舞台では、イネジッタ・バホーゾ祭となづけられたムジカ・カイピーラやセルタネージョの祭典が繰り広げられた。

パウリスターナ・ヴィオラ・カイピーラ楽団につづき、ゼー・ムラート・イ・カッシアーノ、ペドロ・ベント・イ・ゼー・ダ・エストラーダ、マトゥット・モデルノ&インヂオ・カショエイラ・イ・ファヴォリットス・ダ・カチーラ、セーザル・イ・パウリーニョ、アウセウ・ヴァレンサ、メストリーニョ、アントニオ・ノーブレガ、セリア・イ・セウマ、オズヴァウジーニョ・イ・マリーザ・ヴィアンナ、ミウチーニョ・エジウヴェルト・イ・オズヴァウジーニョ・ド・アコルデオン、ヴァンジ&パウロ・フレイリ・イ・マウリシオ・ペレイラが出演した。

サンジョアン大通りの舞台では、ジェリー・アドリアーニからはじまり、ジョーヴェン・グアルダのショウが繰り広げられた。

クレヴァーズ(ジッキ・ダネーロ&トニー・カンペロ&ベイビー・サンシアーゴ)、エドゥアルド・アラウージョ、レノ・イ・リリアン、パウロ・セーザル・バホーゾ(ヘナート・イ・セウス・ブルーカップス)、フィーヴァーズ、ホナウヂ(ヴィップス)&デニー(デニー&ヂノ)、オス・インクリーヴェイス、エラズモ・カルロス、マルチーニャ、ゴールデンボーイズ、ヴァンデルレーア、ザ・ジョルダンズ&デメトルース&カルロス・ゴンザーガ&ピリニ・ロペス・イ・エンザ・フローリが出演した。

イザベウ皇女広場の舞台ではサンパンドからはじまり、有名ミュージシャンを題材にしたミュージカルなどが披露された。

チアゴ・アブラヴァネウによる”チン・マイアを歌う”、ミュージカル”闘いと栄光の日々~シャルリス・ブラウン・ジュニオール”、ミュージカル”ヒタ・リー、モーラ・アオ・ラード”(出演:メウ・リズボア)、ミュージカル”ヴィラ・イザヴェウの詩人ノエウ・ホーザとその愛”、ヒップホップ・ミュージカル”オ・ムンド・マジコ・ジ・オース”(デクステル&DJルー、他)、クララ・ヌニスを題材にしたミュージカル”クララ・ネグラ”、カエターノ・ヴェローゾからゼー・ハマーリョ、ピシンギーニャなどさまざまな音楽に彩られたミュージカル”リズベラと囚人”、ルイス・ゴンザーガを題材にしたミュージカル”伝説:ゴンザガォン”が上演された(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/Fábio Arantes/Secom-PMSP)
写真は20日、テアトロ・ムニシパウで演奏したサンパウロ市交響楽団