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アマゾン川河口の島ではバッファロー・ポリスがパトロール

バッファロー・ポリス

ブラジル北部パラー州、アマゾン川の河口近くにあるマラジョー島は、たくさんのバッファロー(水牛の一種)が暮らす島としても有名。

そのマラジョー島では、警官がバッファローに乗ってパトロールをしているという話題をアメリカ合衆国の「ニューヨークタイムズ」(電子版、6月20日づけ)が伝えた。

マラジョー島はアマゾン川河口にできた大きな中洲で、面積は49.606 Km²(ブラジル厚生省が2007年に発表した「マラジョー島群島の持続可能な開発計画」による)と日本の九州よりも広い。

マラジョー島の人口は25万人だが、バッファローの数は約70万頭(数字は共にジェトゥーリオ・ヴァルガス財団、2014年)。バッファローの数の方が多い。

マラジョー島で警官がバッファローを導入している話題は、ブラジル国内では2011年に「G1」などで報じられ話題なったが、警察によるバッファローの導入は2009年に始まったという。

バッファローを導入しているのは地元の軍警察で、マングローブ地帯のソウリという街。ソウリは広いビーチがあり、観光地としても知られている。カヌー競技や、ルッタ・マラジョアーナと呼ばれるレスリングに似た格闘技が伝わる地としても有名。

この街ではバッファローは、荷車や草レースをはじめ、日常生活の中にすっかり溶け込んでいる。そのため、警察が水牛を利用することになったのもごく自然な流れだったという。

バッファロー・ポリス

「バッファローは湿地をものともしない動物なので、湿地帯が多いこの地域で動き回るのに適しています。湿地帯でも一般の路上と同じ速度で歩くことができます。マラジョー島は60%がマングローブ地帯なので、馬で動き回るのは困難なのです」(ジウドマール・サルビー・ド・ナシメント軍警察第8番大隊長)

2011年の報道では軍警察が導入しているバッファローは12頭とのこと。2009年の導入時に警察が使っていたバッファローは4頭だった。この3年間に、バッファローを導入したことによって起きた事故はなかったという。

導入されたバッファローは地元の農村にある組合や獣医師、その他の専門家の協力を得て警察が世話をしているとのこと。

「といっても、この街では犯罪はほとんどありませんけどね。殺人事件は実質的にはゼロ。そのことを神に感謝しています。あるのはバーでの喧嘩か、釣りの最中の口論くらいですよ」(ジウドマール・サルビー・ド・ナシメント隊長)

バッファロー・ポリス

(文/麻生雅人、写真/Sidney Oliveira/Ag.Pará (16/07/2013))
写真は2013年、マラジョー島ソウリ地区。バッファローでパトロールする警官

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