「世界コスプレサミット2015」愛知県で開幕、過去最大の26の国・地域の代表が参加。ブラジル勢は「FAIRYTAIL」のコスプレ

2015年 07月 27日

世界コスプレサミット2015

7月25日(土)から、毎夏、名古屋市で行われる国際イベント「世界コスプレサミット2015(World Cosplay Summit 2015)」が今年も始まった。

世界コスプレサミットが始まったのは2003年。日本のアニメ・漫画文化を通じた国際文化交流を目的に開催され、今年で第13回目を迎える。

参加国・地域の数も、今年から新たにフィリピン、ポルトガル、クウェート、ベトナムが加わり、過去最大となる26チーム(24カ国および2地域)に拡大した。参加国は新たに加わった上記4ヶ国に加え、オーストラリア、ブラジル、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、インドネシア、イタリア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、タイ、英国、アメリカ合衆国。

また、見学の参加国・地域としてカナダとスウェーデンもオブザーバー参加をする。

ヂエゴとフェルナンド

ブラジルからはミナスジェライス州ベロオリゾンチ市のヂエゴ&フェルナンドのコンビが参加している。この日、二人はアニメ「FAIRYTAIL」にちなんだコスプレで参加。ヂエゴはビックスロー、フェルナンドはグレイ・フルバスターに扮した。ブラジルは世界コスプレサミットには2006年から参加、出場した9回のうち3回の優勝と、準優勝1回を果たしている。

イベントは8月2日(日)まで行われ、愛知県内のさまざまな会場で、コスプレを通じた多彩なイベントが貝愛される。

7月25日(土)は、愛知県蒲郡市のシーサイドテーマパーク「ラグーナテンボス」とのコラボレーションにより同施設にて、「世界コスプレサミット2015(World Cosplay Summit 2015)」のオープニングセレモニーが開催された。

ラグーナテンポスは海をテーマにした複合型リゾート施設。2011年4月から長崎のハウステンボスにて就航していた麦わら一味の船サウザンド・サニー号が、2015年5月4日で同地での停泊を終えて移動、7月4日からはラグーナテンポスで就航している。

この日、ラグーナテンポスにはサミットに出場する各国・地域の代表団、計26ヶ国・地域52名のコスプレイヤーが集結、サウザンド・サニー号を囲みオールナイト・コスプレパーティを楽しんだ。

7月28日(火)には博物館「明治村」にて、開村50周年記念のコスプレイベントが開催される。

明治時代の歴史的建造物や大自然に囲まれたロケーションを背景に、自由にコスプレ撮影ができるコスプレ解放デーを実施する。例えば「るろうに剣心」のコスプレファンは、新政府関連の建造物と共に撮影することも可能だ。以降のイベントは次ページ。

(文/麻生雅人、写真/Marcelo Hide/Fotos públicas)
写真は7月25日(土)、愛知県蒲郡市「ラグーナテンボス」。「世界コスプレサミット2015」オープニングセレモニー