TVグローボのオーディション番組「ザ・ヴォイス・ブラジル」が輩出したエレン・オレリアが初来日

2015年 08月 25日

エレン・オレリア

2012年にテレビ・グローボで放送がスタートしたオーディション番組「ザ・ヴォイス・ブラジル」。オランダでスタートしたリアリティ・オーディション番組のブラジル版で、すでに新しいスターを何人か生み出している。

今年、第二シリーズ(2013年)から登場したど迫力ソウル・シンガー、ドン・パウリーニョ・リマが来日して「名古屋ブラジルフェスタ2015」に出演したのは記憶に新しいところ。ドンはチン・マイア・メドレーを披露して、”ブラジルの歌声”の力量を見せつけて会場を圧倒した。

その「ザ・ヴォイス・ブラジル」が輩出した実力のある歌手が、またまた日本にやってくる。2012年の第一シリーズで優勝、2013年に「エレン・オレリア」でメジャー・デビューを果たしたエレン・オレリアだ。

「ザ・ヴォイス・ブラジル」は、ブラジル各地で行われた予選を通過した候補たちが番組で演奏や歌を披露して、審査員や視聴者の投票などで競い合うオーディション番組だ。4名の審査員がそれぞれ推薦する候補を選んでプッシュするシステムで、審査員を務めているのはルル・サントス、クラウヂア・レイチ、カルリーニョス・ブラウン、ダニエウの4名。

名古屋のブラフェスに出演したドン・パウリーニョ・リマはルル・サントスが推していた。ちなみに第二シリーズでは、クラウヂア・レイチが推したサン・アウヴィスが優勝。ドンは優勝は逃したが、大いに注目を集めてユニバーサルからメジャー・デビューを果たしている。

今回、来日するエレン・オレリアを推したのはカルリーニョス・ブラウン。番組ではパウリーニョ・モスカ「ウン・モービリ・ノ・フラサォン」、ミウトン・ナシメント「マリア・マリア」、レニーニ「ジャッキ・ソウル・ブラジレイロ」、アウセウ・ヴァレンサ「アヌンシアサォン」、ジョルジ・ベンの「ズンビ」、「タジ・マハール」などを歌った。

同じ審査員による推薦チームの候補者同士でデュオを組むコーナーではハファーという男性歌手とのデュオで、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの「コラサォン・レヴィアーノ」を歌い、賞賛を集めた。

ちなみに同番組の出演者は”ど新人”というよりは、すでに各地でさまざまな経験を積んでいる実力者が多い。ドン・パウリーニョも実は芸歴が長かったが、エレン・オレリアも、優勝すべくして優勝した逸材だ。「ザ・ヴォイス・ブラジル」に出演するまえに10年以上もキャリアを積んでいる歌手だ(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/The Voice Brasil/TV Globo)
写真は「ザ・ヴォイス・ブラジル」でアウセウ・ヴァレンサ「アヌンシアサォン」を歌うエレン・オレリア。「ザ・ヴォイス・ブラジル」第四シリーズは2015年10月からTVグローボで放送スタート。日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送予定。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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