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ブラジル、第1四半期の起業件数が約5%増。失業者増が原因か

ブラジルで企業件数増

不況の中、ブラジル人99万人の出した結論は、小さくても自分の会社を持つことだった。

TVグローボが8月29日、報道番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、今年の第1四半期、ブラジル国内で設立された企業数は99万に達したという。

不動産ディーラー、ケリ・マルティンスさんは不動産不況の中で販売手数料収入は減少し、日々の支払いに窮する状況だった。そんな時ふとひらめいたのが、ヘアサロンに投資することだった。5か月後、ケリさんはヘアサロンの共同経営者に転身した。

「金銭的な面ではチャレンジした甲斐があったと思います。収入は35%から40%増えました」(ケリさん)

ケリさんは今、ブラジルで起業を果たしている人の典型例だ。

金融情報サービス企業セレーザ・エクスペリアン社によると、今年の第1四半期で新規開業した企業は99万社、前年同期比で4.9%の増加だという。99万社の27%がサンパウロ州、10.9%がミナス・ジェライス州、10.1%がリオ・デ・ジャネイロ州だった。増加率ではリオ・グランヂ・ド・ノルチ州が最も大きく、プラス15.7%だった。

99万社のうち75%は零細企業で、うち過半数が洋裁教室や家電修理業など、事業主1人によって切り盛りされている。このような個人事業主はやむにやまれずして起業したのが実状だという。

セラーザ・エクスペリアン社の上級職員、ヴァンデル・ナガタさんによると、零細企業の増加は国内の失業問題と関係が深いという。

「失業した人たちは勤続年数補償基金(FGTS)から給付を受けることができます。これらの給付を次の仕事口を見つけるまでの生活資金ではなく、自分の起業に使う傾向が見られます」(ヴァンデルさん)

ヴァンデルさんはこの傾向を健全だと見ているが、一方でこう忠告する。

「起業する場合、事業主は計画をもつ必要があります。私たちは『同じかごに卵を全部入れないように』と常に言っています。市場で今何が起こっているか、人々がどう行動するかをよく見て、自分が立ち上げる事業がそれらに恩恵をもたらす性質のものかどうか判断する必要があります」(ヴァンデルさん)

専門家いわく、起業家数の増加は企業がお金をかけず簡単にできるようになったことも影響しているとのことだ。税金は固定で、金額も低くなったことが大きいようだ。

(文/余田庸子、写真/Reprodução TV Globo)
写真は「ジョルナウ・オージ」より。不動産ディーラーから美容院経営に転身した例も。TVグローボのニュース番組は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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