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「コーヒーサンバ」って?

コーヒーサンバ

今年、2015年より、国際コーヒー機関(ICO)によって10月1日が「 International Coffee Day(「国際コーヒーの日」)」と定められたという。一般社団法人全日本コーヒー協会が、「国際コーヒーの日」の告知を目的にプロモーション動画「コーヒーサンバ」と、それをもとにしたWEB CMをyoutubeで公開中だ。同協会が発表した。

WEB CMは「コーヒー顔」編、「宮中ミル」編、「空中カップ」編、「コーヒーハウス」編を含め5種類あるという。PVの主演は吉本興業所属のタレント、渡辺直美さん。歌も渡辺さんが歌っているという。

「コーヒーサンバ」と題されたこの曲は、ヴェネズエラのアルパ奏者・作編曲家ウーゴ・ブランコが1960年前後に演奏した「モリエンド・カフェ(コーヒーを挽きながら)」の曲に、中沢清二による日本語歌詞をつけて歌われた日本の歌謡曲「コーヒー・ルンバ」の替え歌だ。「コーヒー・ルンバ」は、西田佐知子(1961)をはじめ、荻野目洋子(1992)、井上陽水(2001)、工藤静香(2002)などのヴァージョンでも知られている。

ところで、「コーヒー・ルンバ」の替え歌が作られたのは、今回がはじめてではない。薬局などで市販されている薬品名を並べた「クスリ・ルンバ」(アントニオ古賀、1971)が有名だ。他にも、「こぶ茶ルンバ」、「野菜ルンバ」なる曲も存在するようだ。

また、「コーヒー・ルンバ」自体、日本語歌詞はひとつだけではなく、ザ・ピーナッツはあらかはひろしによる日本語歌詞で歌っている。

ちなみに、日本語歌詞による日本の歌謡曲版では曲名に「ルンバ」という言葉が使われているが、元の曲である「モリエンド・カフェ(コーヒーを挽きながら)」(作曲はホセ・マンソ・ペローニで、ペローニ)はルンバではない。「カリブ・ラテンアメリカ 音の地図」(東琢磨・編)の「ベネズエラ ポピュラー音楽の20世紀」の項(筆者は石橋純)によると「ビージョ(※ドミニカ出身のバンド・リーダー、”ビージョ”・フロメタ)が開発したベネズエラ風グアラーチャ/クンビアの2拍子系リズムに乗せて、アルバ、クアトロ、マラカスの平原風サウンドを展開するという、エキゾチックかつノスタルジックな大衆消費音楽」であり、「無節操な折衷サウンド」だという。

しかし作曲者の甥にあたり、この曲を録音したウーゴ・ブランコは商才に長けていたこともあり、上記「カリブ・ラテンアメリカ 音の地図」によると、この曲に「『オルキディア』という商標もつけて、全世界的にヒットさせた」が、「<オルキディア>という形式名がベネズエラを代表するダンス音楽として記憶されることもなかった」という。

サンバをイメージしたアレンジが施された「コーヒーサンバ」を作った経緯について全日本コーヒー協会は「日本でコーヒーといえば『ブラジル』ですが、コーヒーの『歌』といえば、かの名曲『コーヒールンバ』。西田佐知子やザ・ピーナッツ、荻野目洋子や井上陽水までカバーした『コーヒールンバ』にブラジルをかけあわせた“コーヒーサンバ”という歌を作ることで、『10月1日は国際コーヒーの日』を広めていくことになりました」と発表している。

ちなみに10月1日が国際コーヒーの日に定められることになったのは、コーヒーの新年度が始まる月がコーヒー国際協定により10月と定められており、その初日となる10月1日が、コーヒーの“年度始め”となるからだという。

(文/麻生雅人)

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