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ブラジルには子どもにつけてはいけない<禁じられた名前>がある

禁じられた名前

ブラジル人に良く聞かれる質問の一つに、「この日本人は男なのか女なのか?」というのがあります。

これはポルトガル語の名詞には男性形と女性形があり、それぞれに語尾に法則があることから起こるスレ違いです。例えばマサコ(MASAKO)さんというのは、日本ではまず女性の名前ですが、語尾が、名詞の男性形の語尾につく「O」となっているので、ブラジル人としては男だと思ってしまうわけです。

ブラジル人が、間違えて「セニョール・マサコ」というメールを出したら、「あたしは女よ!」というお叱りを受けたという話を聞いたことがあります。日系人はそこのところをよくわかっていて、女の子の名前に語尾が「O」になる「子」はつけないそうです。

しかし必ずしも名前は、法則通りというわけではありません。10月17日づけの「ニッケイ新聞」に興味深い記事が出てました。

「イヴァネイ」という名前はブラジルでは男性につけられるのが一般的らしいのですが、この記事に出てくるイヴァネイさんは、たまたま女性でした。

そのイヴァネイさんが、病院に行った時に受付の人が、名前を見て間違えて登録情報を「男性」にしてしまったんですね。イヴァネイさんが婦人科検診をしようとすると、システム上は「男性」として登録されているため、受診できないという話になったそうです。

登録を間違えた病院側は、謝罪するどころか、「登記所に行って改名してきたら?」とのたまわったとのこと。でも、まあブラジルではありがちな話ですね。ブラジルに居ると、子供時代に読んだ「おぼっちゃまくん」の茶魔語が脳裏をよぎることがあります。「し…、真珠られない…」「そんなバナナ」…。

ところで、ブラジルには子供につけてはならない名前が法律で規定されているという話を聞きました。ウェブで調べたところ、1973年に法6.015で定められたそうです。

いくつかご紹介しましょう

Céu Azul do Céu Poente(落日の青空)
Garoto Levado Cruz(十字架処刑された少年)
Janeiro Fevereiro de Março Abril(一月 三月四月の二月)
Lança-Perfume de Andrade(アンドラージの槍と香水)
Nascente Nascido Puro(純粋に生まれた生まれ)
Sandália de Oliveira Silva(オリベイラ・シウバのサンダル)
Sherlock Holmes da Silva(シャーロック・ホームズ・ダ・シウバ)
Um Dois Três de Oliveira Quatro(オリベイラ四のいちにいさん)

アホかと思うような名前が勢ぞろいしていますが、ここまで細かく法律で規制しているのがまたすごいですね。

(文/唐木真吾、写真/Cesar Brustolin/SMCS)

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著者紹介

1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。