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老婆のシリコンマスクと女装で脱獄を試みた囚人、怪しい仕草で変装を見破られる

老婆の女装で脱獄 ブラジル

10月25日(日)、ブラジル、ゴイアス州の刑務所からひとりの囚人が奇妙な方法で脱走を試みたが失敗、再逮捕されたと現地メディア「G1」(26日づけ)が伝えている。

脱獄を試みたのは44歳の男性囚人。女装をした上に老女のシリコン製マスクをかぶり、刑務所への面会者に紛れて刑務所の外に出ようとしたが、刑務所職員に見破られて脱獄は失敗に終わった。

事件が起きたのは同州メトロポリターナ地域にあるアパレシーダ・ジ・ゴイアニア市の複合刑務所。

女装をした囚人が面会者に紛れて刑務所から脱獄をしたケースは、1975年に実際にメキシコのレクンベリ刑務所で起きている。麻薬密輸の罪で1973年に収監されたアメリカ合衆国籍の男性ドゥワイト・ワーカー氏は、罪を犯したことは事実だった。しかし正当な裁判も受けられずに懲役7年の刑が言い渡され収監されていたこともあり、友人の助けを借りてレクンベリ刑務所から女装して脱獄したという。

このエピソードは2012年にナショナルジオグラフィック・チャンネルの「LOCKED UP ABROAD」という番組で紹介され、ハフィントンポストなどネット上でも話題になっていた。

ゴイアス州の刑務所管理特別監督所(Seap)によると、強盗の罪で収監されていたこの囚人は面会時間が終わるころを見計らい刑務所を訪問した面会者に紛れ込もうとしたが、女性としての歩き方の仕草が怪しまれて看守に見破られたという。

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囚人は走って逃げようとしたが最終的には確保され、改めてアパレシーダ・デ・ゴイアニア市の第一分署に連行され、再び複合刑務所に収監された。

刑務所管理特別監督所(Seap)は今回の脱走未遂の罪を重く見て、囚人に対して30日間の独房入りと面会禁止が課せられるとしている。

女装をして面会時間を利用して脱走するアイディアはドゥワイト氏の一件と共通しているが、ドゥワイト氏の女装がメイクや脱毛を施したものだったのに対し、シリコン製マスクを利用している。刑務所側は、囚人が女性の衣服とシリコン製マスクを入手した経緯の調査も開始するという。

(文/麻生雅人、写真/SEAP-GO)
写真上は脱走に使われたシリコン製マスク。写真下は、マスクをかぶってみせる地元警察官

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