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決壊した鉱山廃水貯蔵ダムの汚染泥土、大西洋岸に到達。ウミガメなど海洋生物への影響の懸念高まる

鉱山廃水ダム汚染泥土 エスピリットサント州に到達

ミナスジェライス州マリアナ市の鉱山廃水貯蔵ダム決壊事故から18日目、ダムから流出した汚染泥土がドーシ川を下り、大西洋岸に到達した。

グローボ系ニュースサイト「G1」他、ブラジルの現地メディアが11月22日づけで報じたところによると、ドーシ川河口にあたるエスピリトサント州北部リニャーレス市の海岸に、ダムから流出した汚泥の到達が確認されたという。

リニャーレス市は汚泥が到達したヘジェンシア、ポヴォアサゥン、ポンタ・ド・イピランガ地区の海岸では海水浴をしないよう市民に呼びかけた。

18日、連邦裁判所はダムの管理を行っていたサマルコ社に24時間以内に汚泥の影響を小さくするための緊急措置を提示するよう求めた。これを受けて19日、サマルコ社はこれまでの対応と、今後予定している対応を報告書にまとめ提出したが、連邦検察庁はそれでは不十分だとみているという。

21日、ホドリゴ・ボテーリョ連邦判事はサマルコ社の提出した緊急措置を受け入れ、巨額の賠償義務を一時留保した。23日の18時までに自らが提示した緊急措置の実行に必要な詳細をそろえることとしている。その措置を怠った場合は1日1千万レアル(約3億2千万円)の罰金が課される。

ブラジル天然資源環境院(IBAMA)のルシアーノ・エヴァリスト代表代行によると、海岸に到達した汚泥は海洋生物の生態系に影響を与える可能性が高いという。

「現在行っている調査結果を見る限り、汚泥は生態系に影響を及ぼします」(ルシアーノ・エヴァリスト氏)

(次ページへつづく)

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Globo News/TV Globo)
写真は、エスピリットサント州の沿岸部に到達した汚染泥土。「グローボニュース」より。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)

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