リオのカーニバル、初日に66人が立小便で罰金

2016年 02月 8日

ブロコ・カルナバレスコ

2月7日(日)から8日(月)にかけて行われているグルーポ・エスペシアウ(一部リーグ)のパレードに先立ち、5日(金)からリオ・デ・ジャネイロ市内の各地区ではお祭り騒ぎが始まっていた。

特にサンバパレード会場サンボードロモに近いサプカイー地区の賑わいはケタ違いだ。

サンボードロモでは5日(金)から下位グループのパレードが行われた。カルナヴァル(カーニバル)期間中、この辺りは出番待ちのサンバチームやお祭り気分を味わいたいサンバ好きが集結し、大賑わいとなる。

グローボ系ニュースサイト「G1」は2月6日(土)づけで、同地区におけるカルナヴァル初日(5日)の喧噪の名残りについて伝えている。

6日(土)の朝、サプカイー地区には総勢1600人の清掃員が派遣された。清掃局によると、同地区だけで33.22トンのゴミが回収された。パレード会場となったマルケス・サプカイー大通りだけで清掃員500人で19.68トンのゴミを収集したという。

作業中は電動箒や風圧清掃機など67種類の清掃機具を駆使して清掃が行われた。

サプカイー地区のその他の路上では5日夜から無数のブロコと呼ばれるカーニバル集団の練り歩きがあったが、6日には1100人の清掃員が派遣され、13.54トンのゴミを集めた。

これらのゴミの回収に対して清掃局は、1600人の人員だけでなく、ゴミ回収用のコンテナ5000台と90台の風圧清掃機を事前に手配していたという。

ゴミゼロ運動の活動員は5日の一晩だけで悪質なポイ捨てで245人、路上での放尿で66人に対して罰金を科した。ゴミゼロ活動員は235人で構成され、清掃局と市警の委託を受けてブロコが多く練り歩く地区で活動している。

(文/余田庸子、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は2月5日、リオデジャネイロ市サンタテレーザ地区。1991年に結成されたカルメル修道会のブロコによる行進