ブラジルの人気ビーチリゾート、ポルト・ジ・ガリーニャス

2016年 02月 16日

ポルトジガリーニャス

天然プールの次に人気なのが、バギーでのドライブ。ポルト・ジ・ガリーニャス海岸からムーロ・アウト海岸(Muro Alto)マラカイッピ海岸(Maracaípe)等を走るツアーでシュノーケリング等とセットになったツアーが、1人200レアル(約8,000円)程度です。所要時間は4時間程度。

またポルト・ジ・ガリーニャス海岸にはタツノオトシゴが住んでおり、市内には小さな研究施設があります。数種類のタツノオトシゴの他、人気のクマノミ等も観賞できます。入場料は1人5レアル(約200円)。

さらにポルト・ジ・ガリーニャスには、アフリカから来た奴隷によって植えられたと言われるバオバブの木が約1000本植わっています。中心部から11キロ離れた場所には直径が4.5mもある巨大なバオバブが生えています。

他にもサーフィン、カイトサーフィン、カヤックなどのマリンスポーツを体験できるツアーもあります。しかし、せっかくポルト・ジ・ガリーニャスに来たのだからアクティブに行動するという選択肢もありますが、海辺のレストランで豆スープ(Caldo de feijoão)とビールをチビチビすすって、のんびり本を読んだり、海辺のパラソルの下で、寝そべって、時々海に入るという怠惰な休暇も楽しいです。

ところで、ポルト・ジ・ガリーニャスは直訳すると「めんどりの港」という意味です。この妙な名前が付けられた歴史的背景にはブラジルの砂糖産業による経済発展、および奴隷貿易が深くかかわっています(次ページへつづく)。

ポルトジガリーニャス

(写真・文/唐木真吾)
写真下は北東部では有名な盗賊の恋人マリア・ボニータをかたどった鶏の像

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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