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日本とブラジルの食肉貿易事情

ペルジガォン

ブラジル産食肉の競争力食肉はブラジルを代表する輸出農産品である。世界の食肉輸出量の中で高いシェアを誇っており、全体としてブラジルは世界でトップの食肉輸出国と言える(※下記データ参照)。

このように、食肉が高い競争力を持つにいたったのには二つの要因がある。

第一は、大豆とトウモロコシの生産量が国内で飛躍的に伸び、家畜用に安い飼料を利用できるようになったことだ。この点を見込んで、米国タイソンフーズがブラジルへ進出してきているほどである。

第二はパッカーと呼ばれる民族資本の世界的な食肉加工企業が発達したことだ。代表となるのがJBSと BRF(ブラジル・フーズ)の2社で、両社とも米国を含め国際的なM&Aを展開し、100カ国以上に製品を輸出している。

JBSは1953年に設立され、2007年には米国スイフト社を買収し、タイソンフーズを抜き、世界最大の食肉メーカーになった。牛肉が中心の会社だったが、ピルグリムズ・プライド(米国)を買収するなど、鶏肉部門にも積極的に進出している。

BRFは2009年にブラジル国内鶏肉パッカー1位のペルジゴン(Perdigão)社と2位のサジア(Sadia)社が合併して誕生したブラジル最大の鶏肉パッカーである。同社も世界展開をしているが、近年はアブダビに工場を建設するなど中東への進出を重視し、更にタイやインドネシアでも M&Aを実施している。

これらの大規模パッカーは豊富な資金力と高い技術力で低い生産費を実現している。

ブラジルが世界一の食肉輸出国とすれば、日本は世界一の食肉輸入国と言えるかもしれない(※下記データ参照)。鶏肉と豚肉が世界一、牛肉は 3 位の輸入国だ。しかし、日本市場で鶏肉以外はブラジルのシェアはほとんど無い(次ページへつづく)。

※「食肉貿易の日伯比較(数量ベース、2014 年)」資料:USDA, Livestock and Poultry: World Markets and Trade, October 2015

<プラジルの食肉輸出(シェア/順位)>
牛肉 19.1% 2位
豚肉  8.1% 4位
鶏肉 34.0% 1位

<日本の食肉輸入(シェア/順位)>
牛肉  9.4% 3位
豚肉 20.9% 1位
鶏肉 10.0% 1位

(文/清水純一、記事提供/ブラジル特報(日本ブラジル中央協会)、写真/麻生雅人)
写真は2014年のFOODEX会場、ペルジガォン(ペルジゴン)の出展ブース

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