事故を起こしやすいブラジル人の3タイプとは

2016年 04月 7日

ブラジル 交通事故事情

WHOによる世界の交通事故死のデータによると、ブラジルでは交通事故で命を落とした人は、10万人あたり23.4人だったそうです。同じ調査によると、日本は10万人あたり4.7人です。

単純に計算すると、ブラジルでは交通事故で死ぬ確率が日本よりも5倍高いということができます。

ブラジルに滞在したことがある人であれば、ブラジルで交通事故死が多いという事実に違和感を覚えることは無いと思います。

ブラジルでは月に一回は何かしらの交通事故を見かけますが、その度に疑問に思うことがあります。事故が起こったのが交差点や視界の悪いカーブ等であればわかりますが、なぜか見通しの良い直線の道路で事故が起こることも多いのです。

この疑問の答えを考えるにあたって、日本人ドライバーにはあまり見られないブラジル人ドライバーの運転のクセを分類してみました(次ページへつづく)。

(文/唐木真吾、写真/BRPM)
写真は2月7日、アマパー州の国道176号でおきた事故

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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