コルプスクリスチ(聖体の祝日)名物、砂のカーペット

2016年 06月 4日

ブラジリア コルプスクリスチ

さて、ブラジルには、キリスト教関係の祝日が多いので、この「コルプス・クリスチ」も、その一つだと思っていました。

しかし、クリスマス(Natal)やキリスト受難日(Paixão de Cristo)は<国民の祝日(Feriado Nacional)>ですが、コルプス・クリスチは<”任意の”祝日(Feriado facultativo)>で、休みにするか否かは雇用主の判断に委ねられています。ブラジル人にも国民の祝日と勘違いしている人が結構多いようです。

ちなみに、有名なカーニバル(Carnaval)も<”任意の”祝日>であるというのを今年初めて知りました。公休日にしている自治体もあるようですが、筆者の務める会社は繁忙期だったのでカーにバル期間も普通に働いていました。通勤の際に道が混んでいないのは嬉しいですが、ゴールデンウィークに働いているような気分になったのを覚えています。

コルプスクリスチ ブラジリア 砂

(文/唐木真吾、写真/Tony Winston/Agência Brasília)
5月26日、ブラジリア。コルプス・クリスト(聖体の主日)名物の砂絵のじゅうたん。花や、色をつけた砂やおがくずなどで、教会前の道にキリストゆかりの絵が描かれる

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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