コパアメリカ2016、注目の”ガビゴウ”もゴールでブラジル快勝

2016年 06月 12日

ガビゴウ ガブリエウ ブラジル代表

そして後半開始から、そのジョナスに代わり、期待のガビゴウことガブリエウ・バルボーザが出てきた。ポジションはジョナスと同じセンターフォワードの位置だった。

前試合でも途中出場を果たしていたが、ほとんど見せ場なく終わってしまっていたので、この日こそは、と思っていた。

出場してしばらくはなかなかボールに触れていなかったが、ほとんどファーストタッチに近かった後半12分に大仕事をやってのけてくれた。遂にゴールを決めてくれたのだ。

本人もうれしかったことだろう。その後、躍動感あふれるとてもよい動きをしていた。センターフォワードというイメージはなかったが、裏を取る動きなどはとてもうまく何度もチャンスを作り出していた。

ブラジル代表にはもう一人のサントスから選ばれている。今回のセレソンで10番を背負うルーカス・リマだ。ルーカスも途中出場を果たした。

そして、ゴールを決めてくれた。

セレソンで10番を背負うプレッシャーは相当なものだっただろう。

ゴールを決めた後、サントスの選手がよくやるコメモラサォン(ゴールを決めた後に喜ぶポーズ)でアシストをしてくれたダニエウ・アウヴェスに対して靴磨きのポーズをやっていた。これは、よくホビーニョがやっていたポーズだ(次ページへつづく)。

(文/コウトク、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真はゴールを決めたガビゴウことガブリエウ・バルボーザ

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

コラムの記事一覧へ