リオのコパカバーナ海岸に五輪のオブジェ、設置される

2016年 07月 22日

コパカバーナ 五輪 オブジェ

ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸の、相互の結びつきや連帯を意味しているという五つの輪で形作られたオリンピックのシンボルマーク。

7月21日(木)の朝、リオデジャネイロのゾナスウ(市の南部)にあるコパカバーナ海岸に、この五輪のシンボルのオブジェが飾られた。現地メディア「G1」(同日づけ)が伝えている。

オブジェの作者は現代アート作家のエリーザ・ブラジルさん。オブジェには持続可能性のメッセージが込められているという。

コパカバーナ 五輪オブジェ

「このオブジェは再生プラスチックで作られています。国際オリンピック委員会(IOC)の仕様規格にのっとった完全な形を作らなければならなかったので、そのための素材を見つけるのは大変でした。みなが廃棄物についての意識をより高く持つことを願って作りました」(エリーザ・ブラジル)

リオ市オリンピック公社の広報担当を務めるマルタ・テレスさんは、ロンドンから寄贈された五輪シンボルは市の北部にあるマドゥレイラ公園に設置され、「Cidade Olímpica」のハッシュタグのオブジェが市の旧市街区(セントロ)のマウア広場に設置されていたが、ゾナスウ(市の南部)にあるコパカバーナにはこれまで五輪関連のオブジェがなかったことをふまえ、「みなさんがこのシンボルと(写真撮影をしてSNSに投稿するなど)相互交流をしていただければ」と語った。

コパカバーナ 五輪 オブジェ

(文/麻生雅人、写真/Roberto Castro/ME)