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リオ五輪閉会式を振り返って

リオ五輪 閉会式

8月21日(日)、熱狂のオリンピックが閉幕したリオデジャネイロでは、暫しのインターバルをおき、もうすぐパラリンピックが始まろうとしている。

それにしても、感動にあふれたオリンピックだった。近年稀にみる素晴らしい戦いの連続だったと思う。そんなリオ五輪が閉幕し、早2週間が過ぎようとしている。

パラリンピックの開幕を前に、リオ五輪の閉会式を振り返りたいと思う。

リオ五輪の閉会式は、開会式と同様にブラジルの多様な文化を紹介しながらも、次のオリンピック開催地である日本の文化について発信する時間があった点が、私たち日本人にとってより楽しめたところだと思う。

筆者にとってもっとも印象に残ったのは、女性歌手ホベルタ・サーの登場シーンだった。ハリウッドでも活躍した往年のブラジル人女優カルメン・ミランダに扮した姿で登場し、ミランダの名曲を歌い、会場を沸かせていた。

もともと、ホベルタ・サーを知ったのは、2005年にブラジルに渡った当初、ブラジルの音楽を知りたくてCDショップに行き3枚のCDを買ったときのこと。そのうちの一枚がホベルタ・サーの「ブラゼイロ」という作品だった。ホベルタ・サーのことはそのときまでまったく知らなく、なんとなくジャケットの雰囲気に惹かれて買ったのだが、ほんわかとした雰囲気がよく、シコ・ブアルキの名曲などもカバーしており、このCDは本当によく聴いた。

その後、ホベルタ・サーのステージを2回ほど見たが、宮沢和史のブラジルでのライヴにもゲスト出演していた。ホベルタはテレビの企画などいくつかのプロジェクトでカルメン・ミランダを歌っていたが、そんな活動が今回の閉会式への出場につながったのだろう。堂々たる存在感を醸し出していた。

選手たちが入場。ブラジル選手団は相変わらず、庶民派ブランドのC&Aのロゴが入ったジャケットを着用していた。大活躍した日本選手団もたくさん登場していた。女子レスリングの吉田沙保里も笑顔で登場していたことが印象深かった。この人の立ち振る舞いには、日本中を感動させたと思う。最近、東京に向けての現役続行を表明しており、ぜひ頑張ってほしいと思う。

また、4連覇という歴史的な快挙を達成した女子レスリングの伊調馨は、特に活躍した5人のアスリートに選ばれ、ステージの中央に上がった。

そして、日本のプレゼンテーションが始まるのだが、この演出には目を見張るものがあった。

まずは、なんといっても安倍首相の登場シーン。なんとスーパーマリオに扮して登場したのだ。任天堂は世界中でも大人気なので、このシーンはTVで見ていた世界中の人々を楽しませたはずだ。

リオ五輪 閉会式 日本

その後の日本のカルチャーのパフォーマンスでは、演出を椎名林檎が手がけたようで、このアイデアはとても斬新だと思った。

そして、五輪旗がエドゥアルド・パエス・リオデジャネイロ市長から小池百合子東京都知事に渡された。着物姿で落ち着いた佇まいの小池百合子も品格を感じさせ、よかったと思う。

改めて、次の大会は、わが国日本で行うのだ、ということを強く印象づけられた。

熱狂のリオ五輪は、このようにして幕を閉じた。

あのブラジルで、オリンピックが本当にできるのかどうか、半信半疑だったが、何とか無事に開催することができた。
ブラジル国民の中には、オリンピック開催に反対していた人も多く、それほど盛り上がっていないような報道もあったが、最後にブラジルでもっとも人気があり期待された男子サッカー、そして男子バレーボールで金メダルを取り、ブラジル国民にとってもよい大会になったと思う。

そんな感動の大会から2週間、今度は同じ舞台でパラリンピックが行われる。4年後には日本がホスト国になることもあり、また風光明媚なリオの街で繰り広げられるので、ぜひとも注目していきたいと思う。

(文/コウトク、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)

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著者紹介

コウトク  2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。現在、スポーツナビのブログ「ブラジルサッカーレポート」(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kohtoku/)を執筆中。