サンパウロのインディー書籍市「フェイラ・プラーナ」東京に上陸

2016年 09月 18日

東京アートブックフェア ブラジル

取り扱われている書籍は自費出版のため1点ものや少量生産のものが多いが、ZINEのような小冊子もあれば、豪華な写真集まで、体裁もテーマもいろいろ。さまざまな形の独立系出版作品にふれることができた。

Lote 42(ロッチ・クアレンタドイス)は2012年に設立されたサンパウロの独立系出版社。「言語の壁を突き破る現代作家とともに、現代社会にクリエイティブなアプローチで問いを投げかけることをミッションとしている」。

東京アートブックフェア ブラジル

A Bolha Editora(ア・ボーリャ・エヂトーラ)は「暗闇を恐れないブラジル人作家の作品に光をあて」る出版社。翻訳に力を入れて、ブラジルの作家を積極的に世界に紹介している。

東京アートブックフェア ブラジル

Meli-Melo Press(メリメロ・プレス)は2012年設立の独立系出版社、印刷スタジオ。リングラフ印刷機RZ370を駆使して、新進気鋭のアーティスト作品を世界へ発信する。

東京アートブックフェア ブラジル

Livraria Madalena(リヴラリーア・マダレーナ)は2013年設立の写真専門書店。ラテンアメリカを中心に大判の写真集、限定本、展覧会図録、独立系出版物など多岐にわたる書籍を扱う。

東京アートブックフェア ブラジル

Savant Editora(サヴァン・エヂトーラ)はアーティストブックやZINEの制作、流通を行う。

東京アートブックフェア ブラジル

リオデジャネイロのグラフィックデザイナー、マノンとペドロによるPipoca Press(ピポカプレス)は、カリオカらしいユーモアや批判精神にあふれたZINEを紹介。街にあふれている大量生産品の大衆的なデザインをインディペンデント・アートと並列に並べてヒップに見える手法はトロピカーリアのDNA!?

東京アートブックフェア トロピカーリア

ヴィジュアルアートと写真における意欲的なプロジェクトを手掛けるVibrant(ヴィブラン)。

東京アートブックフェア VIBRANT

ペルナンブッコ州のインディペンデント・ミュージックを制作、紹介するプロジェクト、Mi(ミ)。ビジュアルアーティストのハウウ・ルナ(写真下、左)も主宰者のひとり。

東京アートブックフェア ハウウ・ルナ

その他、「印刷というフォーマットを通じたアーティスティックな創造を支援するPINGADO-PRÉS(ピンガードプレス)などが参加した。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016
会期:2016年9月16日(金)~9月19日(月・祝日)
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
東京都港区北青山1-7-15
入場料:無料

(写真・文/麻生雅人)
写真1番上、「インヂスコチーヴェイス」(ロッチ・クアレンタドイス・刊)。ラッパーのエミシーダやハエウ、セレブロ・エレトニコの創設者としても知られるタタ・アエロプラーノ、現地ネットメディア「R7」のライター監督のルイス・セーザル・ピメンタウなどが執筆したブラジルの名盤レコード紹介ブック。TABFでは残念ながら売り切れ
写真2番目、Lote 42(ロッチ・クアレンタドイス)
写真3番目、A Bolha Editora(ア・ボーリャ・エヂトーラ)。左が「デゼーニョマチッキ展」も手掛けたファビオ・ジンプレス、右が「フェイラ・プラーナ」の運営者の一人ヘナータ・テレス
写真4番目、Meli-Melo Press(メリメロ・プレス)
写真5番目、Livraria Madalena(リヴラリーア・マダレーナ)
写真6番目、Savant Editora(サヴァン・エヂトーラ)