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ブラジルで、非営利団体が医療向けの補助金約12億円を横領

マラニョン州医療補助金詐欺

TVグローボが10月上旬に報道番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、北東部マラニョン州サンルイス市で医療向け補助金の横領事件が発覚したという。

連邦警察の捜査関係者によると、この補助金はがん治療設備の拡充に使われるべきものだったが、実際には高級車や飛行機の購入に充てられていた疑いがあるとのことだ。

連邦警察はサンルイス市内で3人を逮捕し、マラニョン州、トカンチンス州、ゴイアス州、サンパウロ州に住む17人の協力者とみられる重要参考人を指名手配した。

逮捕された3人は市内で2012年から2013年の間、医療関係非営利組織を運営し、そこで代表者をつとめていた。連邦警察によると、この2年間で3人が手にした医療関連の補助金は少なくとも3600万レアル(約12億2000万円)だという。

3人が運営していた非営利組織は国や地方自治体からの医療関係の補助金を管理する役割を担っていた。この団体から一般病院、救急病院などに補助金が配分されることになっていたが、実際は3人が運営する会社の銀行口座に横流しされていた。

この横領で最も損害を被ったのはマラニョン州がん治療専門病院で、補助金を受ける優先順位が最も高かった。病院が受け取った補助金の額があまりにも少ないことが判明し、警察による調査が開始された。

逮捕された3人の会社の資産には、高級車数台、200万レアル以上もする飛行機などがあり、横領した補助金で購入したものとみられている。

この飛行機の購入や保管の関係者によると、逮捕された3人のうちの1人から、この資産購入はマネーロンダリングのためだから関係書類はすべて破棄するよう指示を受けたという。

3人が運営している会社に捜査に入った連邦警察は、書類だけでなくコンピューター、サーバーからデータが消えていることから、警察内部からの捜査に関する情報漏えいがあったとみている。

この会社を担当する弁護士とは現在、連絡が取れない状態だという。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Jornal Hoje/TV Globo)
写真は被害にあったマラニョン州の病院。「ジョルナウ・オージ」より。日本ではIPCTV/グローボインターナショナル(スカパー 514ch)で放送中

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