ビーチサッカー・ブラジル大会、日本代表が大健闘の準優勝

2016年 10月 24日

ビーチサッカー ブラジル

10月21日(金)からの3日間、サンパウロ州サントス市にて「Super Cup of Nations 2016」が開催され、ブラジル、日本、イタリア、メキシコの4ヶ国が参加し、総当たりのリーグ形式で優勝を争った。

試合は12分×3ピリオドで行われ、時間内で勝利した場合には勝点3、延長戦で勝利した場合には勝点2、PK戦で勝利した場合には勝点1を獲得し、順位を決める。

日本の初戦の相手はブラジル。過去、日本とブラジルの対戦成績は17戦やってブラジルの17勝。つまり日本にとっては、全敗を喫している相手に対して臨むこととなった。

一方のブラジルは過去のW杯18大会中13回優勝を誇る圧倒的世界王者。この日も主導権を握っていたものの、日本も粘り強く対応。連続ゴールをあげるなど、日本が一時リードした時間帯もあった。

試合は4-4で延長戦に突入するも決着がつかず、PK戦までもつれる接戦に。

PK戦を2-1で制したブラジルが辛くも勝利を挙げた。

日本の第2戦の相手はイタリア。

日本代表キャプテンである茂怜羅オズ選手が、元々ブラジル人として生まれてからの日本へ帰化した選手という事で、地元ブラジルのファンの応援も受け、豪快なロングシュートを決めるなど活躍。最終的に、日本はイタリアを3-1で退けた。

日本の第3戦はメキシコ。

最下位のメキシコ相手には、日本は怒涛のゴールラッシュ。終わってみれば8-0と大勝した。

その結果、全勝のブラジルが優勝、日本は惜しくも準優勝となった。

<試合結果>

優勝:ブラジル 勝点7
2位:日本 勝点6
3位:イタリア 勝点3
4位:メキシコ 勝点0

21日
ブラジル 4 (PK2-1)4 日本
メキシコ 0-4 イタリア

22日
ブラジル 5-1 メキシコ
イタリア 1-3 日本

23日
メキシコ 0-8 日本
ブラジル 8-2 イタリア

(写真・文/平安山良太)

著者紹介

平安山 良太 Henzan Ryota

平安山 良太 Henzan Ryota
ライター、代理人、通訳。サンパウロ在住。

沖縄県出身。小学生よりサッカーを始めるが、 ケガにより早期挫折。高校時代より指導者の道へ。 日本で中京大学や名古屋グランパスU12でのアシスタントコーチ などを含め、幼稚園~大学生まで幅広く指導者として関わった後、 更なる成長を志し海外へ。

東南アジアのトライアジアプノンペンFC( 現カンボジアンタイガーFC)やラオス代表で研修の後、 ブラジルへ渡る。ブラジル一部リーグのアトレチコ・ パラナエンセ→SCコリンチャンス→Avai FCの下部組織にてアシスタントコーチを歴任。 アルゼンチンのリーベルプレートやペルーのアリアンサ・ リマで研修生の経験も。

2016年現在は再びコリンチャンスにお世話になっている。

公式Twitter (@HenzanRyota) https://twitter.com/ henzanryota
公式Instagram https://www.instagram.com/ ryotahenzan/
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