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ブラジル大統領と43歳年下の大統領夫人

マルセラ・テメル夫人

パラリンピックの開会式、閉会式に出席した白髪のテメル大統領の隣には、若く美しい女性が立っていました。76歳のミシェウ・テメル大統領の隣に居たのは、大統領の娘ではなく、43歳年下のマルセラ・テメル大統領夫人(33歳)です。

マルセラ大統領夫人がテメル大統領と出会ったのは彼女が19歳の時。テメル大統領の所属するブラジル民主運動党(PMDB)の党大会があり、マルセラ夫人は、サンパウロ州パウリーニア市の公務員でありPMDB党員でもあった叔父と一緒に党大会に参加しました。

直接の出会いは、マルセラ夫人が当時下院議長であったテメル氏と写真を撮りたいと言ったことがきっかけだったそうです。

マルセラ夫人がテメル氏の補佐官を通してメールを送ったことから交際がスタートしています。出会った翌年に、二人は結婚し、結婚式は、10人強しか呼ばないごくささやかなものだったそうです。テメル氏には、前妻との間に、娘が三人(48歳、46歳、43歳)おり、テメル大統領とマルセラ夫人の間には、ミシェウジーニョ(Michelzinho)という男の子が居ます。

マルセラ夫人は、19歳の時に出生地のパウリーニアで、ミス・パウリーニアに選ばれています。また、1年間ほどモデルをやっていた時期もありました。

2011年1月1日にテメル氏がジウマ政権において副大統領に任命されると、マルセラ夫人の存在は衆目を集めるようになりました。

2011年に現地有力紙の電子版「エスタダォン」から夫との年の差について聞かれたマルセラ夫人は次のように語っています。

「わたしたち夫婦の間には、年は関係ありません。ミシェウが30歳だというのと同じ。言葉にすると馬鹿げているけど、真実なのです。彼には彼の過去があるけれど、私たちの人生は、他の愛し合っている夫婦と全く同じですよ」(マルセラ・テメル)

ところで、女性の閣僚が一人もいないことで批判されているテメル政権ですが、ファーストレディのマルセラ夫人が「クリアンサ・フェリース(喜ぶ子供)」と呼ばれる政府のプログラムを公表した際に、SNSなどで瞬く間に話題を呼びました。男性的で保守的なイメージのあるテメル政権ですが、ファーストレディのおかげでそのイメージを和らげることに成功したようです。

(文/唐木真吾、写真/Lula Marques/AGPT)
写真は10月5日、ブラジリア。政府プロジェクト「クリアンサ・フェリース(喜ぶ子供)」の発表式典

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著者紹介

1982年長野県生まれ。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2011年、社会人6年目に大学時代からの趣味であった海外一人旅が高じて、インドネシアのジョグジャカルタに4ヵ月間留学。帰国後、勤めていた監査法人を退職し、練馬のおんぼろ木造共同アパートを拠点にジャカルタでの就職活動を展開するも、予想外にもそれまで関係のなかったブラジルで働くことに。2012年からブラジル、ペルナンブーコ州ペトロリーナ在住。いまではすっかりブラジルの魅力にハマってしまいました。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、あまり日本人の居ないブラジル北東部のさらに内陸部からローカルな情報を発信しています。