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北東部の雨不足、水力発電にも影響

北東部 水不足

ブラジル南部で記録的な大雨による被害が連日報じられているが、その他の地域でも異常気象が生活に深刻な影響を及ぼしている。

TVグローボが10月29日(土)、ニュース番組「ジョルナウ・ナシオナウ」で報じたところによると、北東部の雨不足がかなり深刻な状態にあるという。

北東部バイーア州にあるソブラジーニョ湖は北東部の重要な水源池の一つだが、その貯水量が7.9%にまで落ち込んでおり、12月には3%にまで下がるという。

ソブラジーニョ湖にも注ぎ込む大河、サンフランシスコ川流域には北東部4州に8つの水力発電所がある。貯水量を保つために今後さらに放流制限が敷かれるとみられるが、それにより電力不足が発生する可能性が高くなる。

サンフランシスコ川流域電力公社(CHESF)は今のところ停電のリスクを否定している。

「風力発電、地熱発電もあり、他地域から北東部への送電も可能です」(CHESF運営ディレクター、ジョアン・エンヒッキ・フランクリンさん)

渇水が影響するのは発電だけではない。湖から農場まで3キロにわたる水路をひいている農家もあり、その数はどんどん増えている。今年だけで800メートル水路を延長した。

これらの農家では渇水はすでに大きな影響が出ている。現在の渇水は、70年代に湖の底に沈んだはずの風景をよみがえらせ、干ばつの被害エリアは水に沈んだ街の面積よりも広範囲にわたっている。

灌漑の努力にもかかわらず、果樹園にも大きな損害が出ている。アセロラの生産量は前年の半分程度まで落ち込んでいる。パッションフルーツの栽培農家、ソニヴァウ・サントスさんはこの干ばつですべてを失ったという。

「市場に出せるようなものを作るには、もう一度、植林から始めなくてはなりません」(ソニヴァウ・サントスさん)

ソブラジーニョ湖周辺には5つの市がある。そのうちの1つ、ヘマンソ市では貯水池は街から近いにもかかわらず水不足にあえいでいる。水位の低下により、湖の底に沈んだ町、ヴェーリャ・ヘマンソの一部が水面に出てきている。

「(ヴェーリャ・)ヘマンソの街を再び見ることができましたが、悲しい再会です。セケイロ地区、農業エリア、内陸それから市街地も水不足で苦しんでいるのですから」(農家、イザエウ・ホドリゲスさん)

(文/原田 侑、写真/Reprodução/Jornal Nacional/TV Globo)
写真は渇水が起きているブラジル北東部の河川。「ジョルナウ・ナシオナウ」より。日本ではIPCTV/グローボインターナショナル(スカパー 514ch)で放送中

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