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第29回東京国際映画祭のブラジル映画「空の沈黙」上映迫る

空の沈黙

10月25日(火)から開催されている第29回東京国際映画祭のコンペティション部門で、本国で9月に公開されたばかりの新作映画ブラジル映画「空の沈黙(O Silêncio do Céu)」(2016年作)が上映される。

「空の沈黙」(ブラジルとチリとの共作)は、アルゼンチンの作家、映画作家セルジオ・ビジオの小説「Era el Cielo」を映画化したもの。準主役で、青春学園ドラマ「マリャサォン」やTVノヴェラ「サウヴィ・ジョルジ」(2012)などでも知られる女優カロリーナ・ジッキマンが出演している。

監督は2009年ごろから映画監督・脚本家として活躍するサンパウロ出身のマルコ・ドゥトゥラ。主演はアルゼンチンの俳優レオナルド・スバラリア。映画の舞台はウルグアイで、撮影も主にウルグアイで行われ、劇中の会話もほとんどがスペイン語だ。

ブラジル人のヂアーナ(カロリーナ・ジッキマン)とアルゼンチン人のマリオ(レオナルド・スバラリア)は、結婚して子供もいるが、関係が壊れ、一度は別居していた。しかし思い直し、今度はお互い、相手の心の中に深く踏み込まないようにして「平穏」な家庭を築いていこうという約束の下、再び生活を共にしはじめた。

そんな矢先、二人にふりかかかるひとつの事件。事件があったことをヂアーナはマリオには語らず、マリオはヂアーナが事件に巻き込まれていることを知っていたが、臆病な彼はそのことをヂアーナに語れずにいる。

しかし事件は簡単には過去の出来事となってはくれず、お互い心の内側を明かさないふたりを、揺さぶり続ける。やがて事件の背景を調べ始めたマリオは、自分の臆病さと事件にケリをつける決心をする。マルコ監督は、心理的なサスペンスと犯罪映画的なミステリーが絡み合って進行するこの物語を通じて、観客にもじわじわと揺さぶりをかける…。

脚本は、原作者であるセルジオ・ビジオ、彼の妻であり作家・映画監督のルシア・プエンソ、そしてエスピリットサント州出身のカエターノ・ゴタードの3人が手掛けている。ルシア・プエンソの監督作品では、心理サスペンス「見知らぬ医師」や「フィッシュチャイルド ある湖の伝説」が公開されている。俳優、映画監督、脚本家のカエターノ・ゴタードは、これまでにもいくつかの作品でマルコ・ドゥトゥラ監督とタッグを組んできた仲だ。

上映は11月1日(火)20時40分~ EXシアター六本木、11月2日(水)17時50分~ TOHOシネマズ六本木。両日とも上映後にカエターノ・ゴタードによるQ&Aが行われる。チケットは映画祭HP(http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=27)などで発売中。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
写真は「空の沈黙(O Silêncio do Céu)」。第29回東京国際映画祭は11月3日(火)まで開催。なお同映画祭ではコンペティション作品ではないが、ワールドフォーカス部門で、本国では60年代末から活躍、80年代以降は「蜘蛛女のキス」の主演をはじめ国外でも大活躍した名女優ソニア・ブラガが久しぶりに国内映画に主演、貫禄たっぷりに存在感をみせつけた「アクエリアス」(ブラジルとフランスの合作)も上映されている

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