フランスから本格派の”ポンデケイジョのルーツ(!?)”が上陸

2016年 12月 9日

ビオセボン

「ビオセボン(Bio C’Bon)」はフランスを中心にヨーロッパで100店舗以上を展開する、主にビオ商品を扱うスーパーマーケット。Bio(ビオ)はフランス語で「オーガニック(有機)」、Bon(ボン)は「おいしい」、「良い」を意味しており、ビオセボン(Bio C’Bon)という店名にはビオっていいねという意味が込められているという。

フランス直輸入のワインやチーズをはじめ、有機農作物、有機加工品、菓子や嗜好品、化粧品などのビオ認証商品が並ぶ。国内産品では有機JAS認証の農畜産物をそろえている。

来日したビオセボン創業者のディエリー・ブリソー氏は、有機認証を得た商品はそれ以外の一般的な商品に比べて価格が割高になるものの、ビオセボンは、日常使いのできる求めやすい価格で提供することで広く支持されてきたことを強調した。

「有機認証を得たさまざまな商品がいとつの店に揃っているのがビオセボンの特徴です。ただし、客層は、極端に健康志向に憑りつかれた特殊な人たちではありません。日常的に買うことのできるオーガニック食品で、かつオーガニックだからといっておいしくないものではなく、おいしい食品を提供します。これらのみなさまは、殺虫剤、防腐剤、添加物などを好まない方々ですが、自分自身の健康にいい商品を選ぶことで、結果的に環境にも優しい商品を選ぶことになります」(ディエリー・ブリソー氏)

ビオセボン

生鮮食品に関しては、ビオ認証だけでなく、鮮度も売りだ。

「ビオセボンは現在、6か国で展開していますが、生鮮食品は、各出店国で志を共にする現地の生産者と組んで提供します。海外出店の場合は、いわばその国との結婚によって生まれ、運営されるのです」(ディエリー・ブリソー氏)

ビオセボン日本1号店では、北海道美幌峠で離乳後に有機資料のみで育てられた短角種の牛の肉や、新潟県産の国産安心きのこ認証を取得している生しいたけ(天恵)などを扱っている。

「ピカール」と「ビオセボン」はともに、日本での展開はイオンとの提携による事業となる。イオンの岡田元也代表執行役社長もまた、狂信的にオーガニックにこだわっている方向けの店ではなく、ごく一般的に生活をしている人々が日常的により体にいいものを求められる店を目指していると語った。

ビオセボン 麻布十番

店内には総菜やサラダ、サンドイッチなどが提供されるデリコーナーやイートイン・コーナーも設けられており、ビオ食品が手軽に体験できるようになっている。

Bio c’Bon 麻布十番店
東京都港区麻布十番2-9-2
営業時間:10時~22時
https://www.bio-c-bon.jp/

(写真上提供/ビオセボン・ジャパン、写真中と下・文/麻生雅人)

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