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SPの路線バス、料金徴収係廃止へ。係員不在の試験運転はじまる

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日本では路線バスに乗る際、プリペイド式カードをリーダーにかざすか、料金箱に料金を投入して乗車する。一方ブラジルでは料金徴収係(コブラドール)専用の座席があり、乗客はその席まで行って現金で払うかプリペイドカードリーダーにかざして料金を払うのが一般的だ。

そんな、ブラジルのバスの風景が変わることを予感させるニュースが入ってきた。

グローボ系ニュースサイト「G1」が4月1日づけで伝えたところによると、同日、サンパウロ市南地区の路線バス運行会社が一部、コブラドールのいないバスの試験運転を開始したという。

バス運行会社によると、初日はサント・アマーロ~ジャバクアラ間の1路線、5本だけの運行とのことだ。試験運転期間の終了日等はまだ決まっていないという。

ここ数年、公共交通機関で度重なる料金値上げが行われており、値上げ反対の市民デモなども起こっている。値上げに対する市民の怒りの声を抑えるため、サンパウロ交通公社(SPTrans)は経費削減の一環として、コブラドールによる料金徴収から無人のプリペイド式パスを使った料金徴収に切り替える方向性を打ち出している。

一方で、失業するコブラドールの処遇を巡って、公社とバス運行会社労働組合との話し合いは続いている。労働組合によると、公社はコブラドール不在のバスの運行はまだテスト段階で、コブラドールの仕事はなくなっても他の業務に着けるよう調整すると述べているという。

(文/原田 侑、写真/麻生雅人)

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