ブラジル全国選手権2017。第1節フラメンゴ対アトレチコミネイロ

2017年 05月 15日

ブラジル全国選手権2017 フレッジ

筆者が以前ブラジルに住んでいた頃に応援していた、馴染みの選手もけっこういた。

ホームのフラメンゴには、コリンチャンスで活躍し2012年の日本で行われたクラブワールドカップの世界一にも貢献したゲレーロ(FW)、そして2011年当時のサントスでは準レギュラーだったパラー(SB)がいた。

一方のアトレチコミネイロは盛りだくさんだった。サントスの若きエースだったホビーニョ(FW)を筆頭に、W杯でもセレソンの常連だったフレッジ(FW)、コリンチャンスで活躍しセレソンにも選ばれていたエリアス(MF)、そしてGKはセレソンの常連でグレミオで活躍していたヴィクトールといった大御所揃いだった。

ブラジル全国選手権2017

試合は、前半ややホームのフラメンゴが優勢だったが、ほぼ互角のいい勝負だった。

フラメンゴでは、CFのゲレーロの存在感は相変わらずすごかったが、私が驚いたのは、右SBのパラーにずいぶんボールが集まっておりいい動きをしていたことだ。

私がよく試合を観ていたサントスにいた当時は、悪い選手ではないがそれほど目立つ働きはしていなかったと思ったが、この日は相当に攻撃の基点になっていた。またすごいロングスローも見せてくれていた。サントスの後にグレミオにも行っているはずだが、そこで相当に成長したのだろう。

一方のアトレチコミネイロだが、やはりどうしてもかつてぺダラーダで一世を風靡したホビーニョに注目してしまう。

(次ページへつづく)

(文/コウトク、写真/Rodrigo Gazzanel/Agencia Corinthians)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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